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第十部 戸惑い
日常が始まった。
僕の日常はちゆきさんのことを考える事だった。
それが日常・・・
いつも彼女のことを考え
メールをしたり、バレーしたり
密会は出来ないままに
でも、どうやったら会えるか?
そんな事ばかり考えていた。
ちゆきさんが旅行から帰ってきてから
また僕は彼女に会いたくて、会いたくて。
でも会えなくて。
そしてある日
彼女から一通のメールが届く
彼女から来るメールは久しぶり
心が踊る♪携帯を開く
こんばんは 突然なんだけど
今日バレーのメンバーでカラオケ行かない?
もし、いいなら連絡ちょうだいね
ちゆきさんからの誘いのメール!
こんな事は最近では記憶にない(笑)
僕の気持ちが伝わってからは初めてだったかもしれない。
一も二もない
僕は速攻でOKの返事をした。
日曜の夕方の事だった。
実は一ヵ月後に大会が控えていた。
そこでチーム内で少し揉めていたんだ。
誰がアタック打つとか誰がセッターやるとか
そんな事。
でも
結構この問題って根深くて
以前からも問題にはなってて。
それが大会前に大きくなって
一部の人が爆発してしまった。
そしてチームに派閥?みたいのができてしまった。
男性はあまり関与しない。
派閥が出来たのは女性チームだった。
正セッター派とサブセッター派
当然不満が出たのはサブの方
ちゆきさんはどちらにつくという訳じゃなかったけれど、
サブのリーダーの人に気に入られてて
(正の人にも気に入られてる)
いつでも愚痴を聞かされていたそうだ。
カラオケは愚痴大会だった。
サブ派の数名とちゆきさんと僕
3時間のカラオケで2時間はしゃべっていたと思う。
ちゆきさんも少なからず正の人に不満はあったようで、
愚痴愚痴グチグチ・・・
僕も相槌を打ちながら話を聞く一方だった。
それでも
ちゆきさんが僕を誘ってくれた事
一緒にいれる事
なんでも話してくれる事
全部嬉しかった
そしてこの日のちゆきさんは
とても綺麗だった。
普段めったに見れないスカートを穿いていた。
ドキドキした
この日
僕はどうしても密会がしたかった。
でもどうするかは彼女次第。
カラオケも終盤
『あたしちょっと用事あるから抜けるね
戻って来れたら戻って来るけど
無理だったら連絡する~』
そういってちゆきさんは行ってしまった。
家の用事があったようだ。
僕はすごくがっかりして
それでもメールを打った。
「ちゆきさん絶対戻って来て下さいね!
待ってるからね!
ちゆきさんに会いたいんだ」
メールが届いたのか
心に響いたのか
彼女はカラオケの終わる10分前に戻って来た。
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本当に誘ってもらって嬉しかった!
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