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大会当日__
いつものように朝ちゆきさんを迎えに行く。
秋晴れ・・・とはいかずうす曇りだった。
予選を二試合して勝ち残れば決勝トーナメント
僕らのチームは1勝1敗で残念ながら3位
決勝Tへ進める上位2チームには残れなかった。
ちゆきさんが虫に刺された
足が赤く腫上がっていた。
みんなに掻かない方がいいよ!
なんていわれながら
『痒くて我慢できな~い』
なんて言っている。
そんな事をしてる間に刺されたところがどんどん広がっていく。
見ていられなくなった僕は
近くのコンビニまでかゆみどめを買いに走った。
いつの間にか雨が降って来ていた。
このくらいなら大丈夫だな。
と、思って走り出した。
しかし、以外にも雨は強かった。
コンビニにはそれは売っていなかった。
そこからもう少しのところに薬局がある。
そこまでさらに走った。
薬を買って会場までまた走った。
早くちゆきさんに渡してあげたい。
その一心だけだった。
夢中だったのかもしれない。
戻って来ると雨と汗で体が濡れていた。
息を整えなければ
みんなにも気付かれないように渡したい。
ちゆきさんはみんなと一緒にいて
中々渡すチャンスがない。
メールも考えたけど見てもらえなければ意味がない。
みんなに
「あきくんどうしたの?すごいぬれてない?」
『いや、なんか熱くないですか?(笑)』
「そりゃ熱いけどさ・・・試合より汗かいてるよね?大丈夫?」
なんて言われながら。
閉会式になった。
そのチャンスを見計らって
ちゆきさんのかばんに薬を詰め込んだ。
そっとちゆきさんの傍にいき
「ちゆきさん、、かばんの中見てね
薬いれておいた。」
『え?』
ちゆきさんはかばんを見たようだった。
そして驚いて僕に小声で聞いた。
『どうしたの?これ』
「うん、見てられなくてちょっと買ってきた(笑)」
『え?どこまで?』
「ん・・・あそこの薬局だよ」
『えー雨降ってたのに大変だったでしょ。
しかもあそこ結構遠いよ?でも・・・ありがと』
「いいよ。俺がしたくてした事だし。
それよりみんなに俺が買ってきたってばれたくないから
かばんの中にでもあった事にしてね♪」
大会が終わり慰労会が始まる。
そこまでの道のりでメールが届く
『あきくんやさしいね♪ありがと』
車で隣に座っていてのメール
当然みんながいるからだと思う。
この日
僕はずっとちゆきさんの隣にいた。
バレー会場でも
車の中でも
慰労会でも
その後のカラオケでも
特に意識したわけじゃなかったけれど
いつの間にかそういう風になっていた。
ちゆきさんが僕のとなりに来てくれたのかもしれない。
僕がちゆきさんの傍にずっといたかもしれない。
どちらにしても
僕にとって
幸せな一日になったことはいうまでもない。
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秋晴れ・・・とはいかずうす曇りだった。
予選を二試合して勝ち残れば決勝トーナメント
僕らのチームは1勝1敗で残念ながら3位
決勝Tへ進める上位2チームには残れなかった。
ちゆきさんが虫に刺された
足が赤く腫上がっていた。
みんなに掻かない方がいいよ!
なんていわれながら
『痒くて我慢できな~い』
なんて言っている。
そんな事をしてる間に刺されたところがどんどん広がっていく。
見ていられなくなった僕は
近くのコンビニまでかゆみどめを買いに走った。
いつの間にか雨が降って来ていた。
このくらいなら大丈夫だな。
と、思って走り出した。
しかし、以外にも雨は強かった。
コンビニにはそれは売っていなかった。
そこからもう少しのところに薬局がある。
そこまでさらに走った。
薬を買って会場までまた走った。
早くちゆきさんに渡してあげたい。
その一心だけだった。
夢中だったのかもしれない。
戻って来ると雨と汗で体が濡れていた。
息を整えなければ
みんなにも気付かれないように渡したい。
ちゆきさんはみんなと一緒にいて
中々渡すチャンスがない。
メールも考えたけど見てもらえなければ意味がない。
みんなに
「あきくんどうしたの?すごいぬれてない?」
『いや、なんか熱くないですか?(笑)』
「そりゃ熱いけどさ・・・試合より汗かいてるよね?大丈夫?」
なんて言われながら。
閉会式になった。
そのチャンスを見計らって
ちゆきさんのかばんに薬を詰め込んだ。
そっとちゆきさんの傍にいき
「ちゆきさん、、かばんの中見てね
薬いれておいた。」
『え?』
ちゆきさんはかばんを見たようだった。
そして驚いて僕に小声で聞いた。
『どうしたの?これ』
「うん、見てられなくてちょっと買ってきた(笑)」
『え?どこまで?』
「ん・・・あそこの薬局だよ」
『えー雨降ってたのに大変だったでしょ。
しかもあそこ結構遠いよ?でも・・・ありがと』
「いいよ。俺がしたくてした事だし。
それよりみんなに俺が買ってきたってばれたくないから
かばんの中にでもあった事にしてね♪」
大会が終わり慰労会が始まる。
そこまでの道のりでメールが届く
『あきくんやさしいね♪ありがと』
車で隣に座っていてのメール
当然みんながいるからだと思う。
この日
僕はずっとちゆきさんの隣にいた。
バレー会場でも
車の中でも
慰労会でも
その後のカラオケでも
特に意識したわけじゃなかったけれど
いつの間にかそういう風になっていた。
ちゆきさんが僕のとなりに来てくれたのかもしれない。
僕がちゆきさんの傍にずっといたかもしれない。
どちらにしても
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