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いつものようにちゆきさんを迎えに行く。
この日はPTAの飲み会。地元の飲み会だ。
乗せていくのはちゆきさんだけじゃなかった。
地理的理由で帰りに密会は出来ない。
それは確定していた。
それでも彼女といる事が出来る。
それだけで十分だった。
7時からの飲み会。
僕は幹事だったので6時半には会場入りをした。
僕とちゆきさん、それから数名で。
会場入りすると会長と教頭が先に来ていて
既にビールを飲んでいた。
「お疲れ様です。
今日はゲスト連れてきましたよ~」
後ろの方からひょっこりと顔を出すちゆきさん。
「お~?」
教頭は驚きながらも顔が綻んでいる。
やっぱりちゆきさんは内緒にしてたみたい。
不意な喜び?きっとそんな感じだったんだと思う。
飲み会が始まる。
狙ったわけじゃないけど
僕は偶然にもちゆきさんの隣になってしまう。
教頭を前にまずいかなぁと思いつつ嬉しくないはずがない。
教頭は少しだけ離れた所に座っていた。
PTAの飲み会だからちゆきさんだけを構ってられない教頭。
他の父兄達と学校や教育の話しをしている。
飲みながら・・・だったけど。
それでも彼のテンションはあがっていたと思う。
結構なペースで飲み、ビールと日本酒と。
他の誰かと話しをしていても彼女を気にしながら。
僕は、というと
ずっとちゆきさんと話しをしていた。
まじめな話しなどするはずもなく
バレーの話しや下らない話、下ネタ(笑)
4人くらいで話していたけど
明らかにそこだけ空気が違ったと思う。
そこだけ別空間で楽しそうだったに違いない。
これは僕の予想だけど
教頭はきっとヤキモチを妬いていたと思う。
僕は気づいていたけど、気づかない振りをしていた。
いい感じで一次会が終わり
二次会へ行く事になった。
カラオケ
買出しに行くのは僕だ。
僕はそのまま話で盛り上がった4人で
買出しに行く事にした。
もちろんちゆきさんも一緒。
教頭達は先にカラオケに行っててもらう事にした。
予想外のちゆきさん。
不意の喜び
傍にいれない苛立ち
僕らと仲良く話す彼女
ヤキモチはきっとMAXだったと思う。
そして事件は二次会で起きる。