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好きな女性との出会いからの全て
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『あきくんともうあんまり会えないね』

そうちゆきさんに言われた。

僕はあれからメールは楽しく
極力自分の気持ちを入れずに
どうしたら彼女が笑ってくれるか?
癒せる事は難しいかもしれないけど
どうやったら安らげるか?

そんな事を考えながらメールしていた。

その一方で会えるチャンスがあれば
わがままとはわかっていたけど
2人で会った。

2人で会っても毎回キスするわけじゃない
抱きしめられる訳でもない
ただ、話をするだけでも十分幸せだったんだ。

そんなちゆきさんは毎回と言っていいほど
教頭の話を僕にしていた。

学校であった事
2人で会った事
デートの事
愚痴・・・それはもう、僕が妬くには十分

教頭は束縛がスゴイらしい
そして思いがとても強い
ちゆきさんが自分以外の誰かと出かけるのは面白くない
もちろん僕と出かけるのもだ。

『たまに思いが強すぎて、まっすぐすぎて怖くなるときがあるの』
そう言っていた事もあった。

僕は教頭の悪口は言わない。
「もうわかれちゃえば?」
と、喉まで出かかる
「わかれて俺とつき合おうよ」
とは、言えない自分がいる

教頭はちゆきさんに
「旦那と別れて俺と結婚して欲しい」
とまで言っていたそうだ。

そこまでの覚悟が教頭にはある。

僕には・・・ない

その話を聞いて
「ちゆきさんと教頭が結婚したら、きっとこの町にいられなくなるよね?
そしたらバレーも出来なくなるね・・・
俺ももう会えないし。それだけは俺嫌だな」

と、正直な気持ちを伝えた。

ちゆきさんは
『大丈夫。それだけはないから。
それはちゃんと「ムリ」って教頭にも言ってあるよ
それでも、何度も言われるのよね(笑)』

僕の心は鍛えられたのだろうか?

教頭の話を聞いて平気じゃいられないんだけれど
聞くことが出来るようになっていた。
もちろんツライ気持ちは出さないようにしているつもり。

そしてそんな僕に彼女も信頼を寄せてくれていたのか・・・

確実に僕は

教頭よりも

ちゆきさんと二人きりで会っていた。

そして

そんな状況に甘えてしまっていたんだ。



ある日の密会の帰り

僕は自己嫌悪に陥っていた

その日の夜
ちゆきさんからメールが来る

『あたしはこれからもっと教頭と会うことにしました。
だからあきくんとはもうあんまり会えないね』

僕の胸はきつくきつく締め付けられた。

でもそれは

僕自身の責任だった。



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