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好きな女性との出会いからの全て
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僕は次にあやこさんに電話をする。

あやこさんに”も”ウソはつきたくなかったから、
全てを正直に話した。

その日にマリ達と飲みに行く事。
でもあやこさんの家にも行きたい事。
早めに行って、後は飲み会に行きます。
ごめんなさい、と。

あやこさんの答えは「それでも全然構わないよ♪」
というものだった。

あやこさんとちゆきさんは仲良し。
殆どのことをいつも話し合ってる。
当然、今回の僕の件も二人で話していたみたいだった。

ちゆきさんから連絡が来た。

『あやちゃん、別にあきくん来なくてもいいのにね(笑)
って言ってたよ(笑)』

そんな風に言うのはあやこさんがマリとタツヤが嫌いだからだろう。

『別にね・・・無理してこっち来る事ないのにね~
って二人で笑って話してた(笑)』

この時はまだよかったんだ。
二人が笑ってたから。

12月の最後の土曜日まで後数日。

僕は未だに悩んでいた。
正直な話、ホームパーティだけでも
全然良かったけれど、約束を破る事だけはしたくなかった。

マリ達との約束もそうだったけれど、
ヒカルとの約束を破りたくなかった。

けれど、後ろ髪を引かれる思いで
あやこさんちにちゆきさんを残して、
ヒカルと二人で飲み会に出かける。

そんな事もしたくなかったのは事実だ。

悩みに悩んだ末

僕は用事が出来た、とウソをついて
マリ達との飲み会を日曜日に移してもらった。

日曜日なら夜の7時から行ける
という事になって話が進み。
それは了承された。

もちろん、そんな用事なんてなかったから、
ヒカルにはその事だけは伝えていた。

ちゆきさんには「土曜の飲み会なくなって日曜になりました」

そう伝えた。

『そうなんだ、じゃあ土曜はゆっくりできるの?』

「そうですね・・・ちゆきさん?」

『なに?』

「土曜日また、送り迎えしていい?」

『えーでもあたし早く帰るよ?』

「うん、それでもいい。」

『あきくんも一緒に帰ったら変に思われるじゃん』

「だからちゆきさんを送り届けたらまたあやこさんちに戻るよ(笑)」

『(笑) そうなんだ。 じゃあお願いしちゃおうかな♪』

「うん、正真正銘今年最後だしね。
こっちこそよろしくお願いします」

そして12月最後の土曜を迎える。

パーティは6時からだった。

あやこさんとちゆきさんがなにやら話があるというので
僕らは5時に来て欲しい。と言われ、
僕とちゆきさんはみんなより先にあやこさんの家に向かった。

話はマリとタツヤの事だった。
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「もしもし・・ヒカル?」

〔あきくん、どうしたんですか?〕

ヒカルに電話するのは初めてだった。

「いや・・・実はさ、なんだろーん~
俺はヒカルに隠し事とかしたくないから
正直に言うんだけどさ!」

〔どうしたんですか?(笑)〕

本当はなんて切り出すか迷っていた。
あやこさんに誘われた事を言うべきか
ただ単に断るのか。
マリとタツヤにどう思われても良かったけれど、
ヒカルには嫌われたくなかった。

「ん・・・」

僕は正直に話す事にした。

「実は今度の土曜だけどさ
飲み会に行くよね?」

〔はい〕

「その日さ・・・あやこさんにホームパーティ誘われちゃってね。」

その後になんて続ければいいのか?
そっち行きたいからごめん!
なんて言えない。

〔・・・・実はあたしも誘われちゃいました(笑)〕

!!

「マジ?(笑)」

〔はい(笑)〕

「で?なんて答えたの?」

〔いや、あたしもどうしていいかわからなくて
まだメール返してないんですよ〕

「そ、そっかぁ・・・ どうしようかね?(笑)」

自分で自分が卑怯だと思いつつ、
僕はその質問をヒカルにぶつけた。

〔どうしましょうかね(笑)〕

「ヒカルはどうしたい?」

〔あたしは・・・どっちも行きたいです(笑)〕

「俺もなんだよね」

僕の中に二つの答えがあった。

一つは土曜日にあやこさんちに顔出して
その後にマリ達と飲み会に行く。

もう一つはマリ達との飲み会を日曜にずらしてもらう。

「マリ達との飲み会は9時からだからその前にあやこさんちに行くか!」

〔そうしますか?でも、マリさん達にばれないですかね?〕

「多分大丈夫だと思うけどな・・・
わからないけど。。。」

〔あたしもホームパーティ行ってみたいからそうしますか!〕

「それか・・・飲み会を日曜にずらしてもらうとか?
その場合ヒカルは大丈夫?」

〔それでも大丈夫ですよ?
月曜が朝から仕事ですけど(笑)〕

「そっかぁ・・・んじゃさ!
ちょっと俺動いてみるから任せてもらっていいかな?」

〔はい!あきくんにお任せしちゃいます♪〕

僕の顔はどんな顔をしていたんだろう?

ちゆきさんと会うためにヒカルと電話している。
ちゆきさんに会いたいのにヒカルにも嫌われたくない。
そしてなんだか僕は必死に考えを巡らせていた。

「じゃあまた電話するよ。」

あやこさんになんて返事するか。
マリ達になんて言うか。
ちゆきさんには?

僕は・・・

この先にある、思いもよらない

ツライ日々の扉を

ノックしようとしていた。
 

ちゆきさんの囁きは甘く僕の心の奥に問いかける。

【そっち断ってこっちに来ちゃえば?】

僕の心で何度も繰り返す。

「そんな事言ったって難しいよ。
わざわざ仕事とか休んでもらって
その日にしたからさ・・・」

『ふーん・・・そういうこというなら別にいいけどね』

「いやだって仕方ないでしょ?
てか、ちゆきさんこそ行くの?
お出かけ多くて旦那さんに怒られるから
無理だって言ってたよね?
だから俺の誘いも断ったんでしょ?」

『だから早めに・・・そうだな8時とかに帰れば
いいかなって思ったんだ。』

「ちゆきさんこそそのパーティにいかなきゃいいんだよ(笑)」

『え~なんでそんなのあきくんに決められなきゃないのよ(笑)』

どうでもいいような押し問答が続く。
僕は本当に悩んだ。
タツヤ、マリ、ヒカルがAチームでなければ
あやこさんとなんの関係もなければ
断ってそっちに行くのもありだと思う。

だけどどっかで繋がっているから
どこから話が漏れるかわからない。

「ちなみに何時からするの?」

『なんか6時位って言ってたかな』

「6時か・・・」

ヒカル達との飲み会は夜の9時からだった。

「ん・・・じゃあちょっと作戦練ってみる
そっちに顔出せたら顔出すよ。」

『別にいいんだよ?
そっちはそっちで楽しんでくればさ(笑)』

「あー!なんでそんな事言うんだよ!!(笑)
俺はちゆきさんに会いたいに決まってるでしょ?」

その後、改めてあやこさんからメールが来た。
仲の良い仲間を集めて年末のお疲れ様パーティをするから
ちゆきちゃんと一緒に来てください。というものだった。
年末の忙しい時期に突然でごめんね。とも添えられていた。

ちゆきさんからの情報で
あやこさんはヒカルにも声をかけるつもりだったらしい。

僕は悩みに悩んだ。

約束は破りたくない。
ヒカルとも話はしたいし、
ちゆきさん達とも一緒にいたい。
ホームパーティなんてしたことがないから
それだって行ってみたい。

僕は欲張りだった。

その思いが僕を暴走させ
さらなる展開を繰り広げることとなる。

あやこさんは自分勝手なマリや
自分がモテる事を鼻にかけるタツヤが大嫌い。
当然パーティに誘うはずもない。
ヒカルの事はお気に入りだったから声をかけたみたいだった。

僕は先ずヒカルに電話をかけた。


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こんにちはポテトです。
更新が滞っていてすみません。
なんだか毎日忙しいです^^;

それでも訪れていただいてるみなさんありがとうございます。
これからも更新はしていくので見守っていただけると嬉しいです。





ちゆきさんからの電話。
滅多にない事だった。

「どうしたの?」

『なんか久しぶりだね♪』

「うん・・・」

素っ気ないような返事をしたけれど、
僕は本当に嬉しかった。

メールは時々はしていたけど
それでもきっとちゆきさんが気の向いた時に
たまにだったし。

『実はね~ うふふ』

「なんだよ?その笑いは(笑)」

『来週の土曜日ってあきくん暇?』

「む?なんで?」

その日はヒカル達と忘年会だ。

『あやちゃんからホームパーティ誘われたの
あたしとあきくんと二人でおいでよって。』

「ホームパーティ?
あやこさんに誘われたの?」

あやこさんはAチームのメンバーで
ちゆきさんと同級生で仲良し
僕も仲良くさせてもらっているとても気さくで
明るく楽しい人。とってもキレイだけど面白い。

「俺・・・前にちゆきさんのこと
その日暇ですか?って誘ったよね?」

『え~そうだっけ?(笑)』

「そしたら、もうその日は年末最後の週末だし
忙しいから無理だって言ってたじゃないですか!
俺の誘いは断るのにあやこさんの誘いはOKなの~?」

実はヒカル達の忘年会の話は出さずに
さり気なくちゆきさんに予定を聞いていた。
「12月最後の土曜日良かったら飲み会行きませんか?」と。
ちゆきさんの答えはNOだった。
年末で忙しいし無理かなぁ~って。

『だって~しょうがないでしょ?
あたしも忙しいけどあやちゃんに誘われると思ってなかったし
ホームパーティだし早く帰れば大丈夫かな~って(笑)』

「まじすか・・・
いや実はその日俺別件で飲み会入ってるんですよ」

『え?そうなの?誰と?』

「ん・・・いや。怒らないで聞いてよ?
てか、俺はちゆきさんの事誘ったんだからね?」

いい訳にしか聞こえなかったかもしれない。
でもちゆきさんにはその日は確かに断られたはず。

『だから誰と?もしかしてマリ達?』

「う、うん・・・」

『そういえばマリからメール来て
そんな事いってたかもしれない。』

「いや、なんか流れでさ・・・
もう一回飲み会したいね!なんて話になってさ
それでその日忘年会する事になったんだよね。」

『は~あきくんてホント・・・なんていうか
もう・・・バカだね・・・』

「え?なんで?俺・・・バカ?」

『あきくん全然気づいてないの?』

「だからなにが?」

『あきくんはね・・・利用されてるだけなんだよ?』

「は?」

利用されてる?誰に?なんのために?
え?もしかして・・・

『気づいてないんだね・・・じゃあ教えるけど
この間あなた達4人でカラオケ行ったよね?』

「うん」

『あれね、マリとタツヤが会いたくて
仕組んだ事なの』

「・・・」

『あの二人付き合ってるんだよ?』

「あ~やっぱり」

予感はあった。
バレーの仲間としては仲良すぎると思っていた。
カラオケでの二人は。

『気づいてたの?』

「気づいてないけどもしかしたらそうかな~って思ってた。」

『あたしはマリに相談されてたの
あの日もカラオケ終わった後
二人でどっかいったはずだよ』

「そ、そうだったんだ。」

『あきくんとヒカルは利用されただけ。
今度の忘年会もきっと同じだろうね。』

忘年会は僕が提案したものだったけど、
それを素直に言える筈もなかった。
ヒカルともっと話がしたいなんて。

「マジすか~?」

『用事出来たとか言って
そっちの飲み会断って
こっち来ちゃえば?(笑)』

心が荒みきっていたのかもしれない。
ちゆきさんからは突き放されたり、呼び込まれたり。
猫のような天邪鬼のようなちゆきさんに振り回されて、
ヒカルのメールに癒されて。

それでも僕はちゆきさんが好きだ。

そのちゆきさんからの言葉は

悪魔のささやきのようだった。

カラオケが終わった。

時間は12時頃だったと思う。
僕はもっとヒカルと話がしたくて
でもさすがにもう帰らないといけなくて。

「この4人でさ、また年内中にもう一回集まらない?
忘年会やろうよ(笑)」

誘えたらちゆきさんも誘おう・・・

そんな事を考えていた。

そして12月最後の土曜日にもう一度集まる事を約束して
僕らは解散した。

帰りも行きと同じ

僕はヒカルと二人きりで帰った。
とはいってもヒカルの家までは
カラオケから5分くらい。
ドキドキとかはなかったと思う。


全てが終わって家路に着く。

【なんか楽しかったな・・・】

素直にそう思った。

ちゆきさんからはメールは来ない。

きっと教頭と会っていてメールは出来ないんだな。
そう思った。

寂しさからか、切なさからか・・・

僕はヒカルにメールを打っていた。

「今日は楽しかったね。
また忘年会もあるし楽しみ楽しみ♪
ヒカルといるとなんか楽しい俺がいます。
バレーも楽しいしね。

こんな事いうとおっさんの戯言だと思われそうだけど
ヒカルの事もっと色々知りたいな。
出来ればこれからもメールしたかったり?

なんか照れるな(/ω\)(笑)
またメールするよ」


ヒカルはすぐに返事をくれた。

〔あたしも楽しかったですよ♪
自分の事知りたいなんていわれた事ないので
なんかあたしも恥ずかしいですけど、
こんなあたしでよければ知ってください(笑)
忘年会も楽しみですね。
それじゃあおやすみなさい(つ∀-)〕



その日から


僕はヒカルとメールのやり取りを始めた。
一日に何通も。
ヒカルは必ずメールを返してくれた。
仕事中は無理だけど、
僕が送れば必ず返ってくる。

それが無性に嬉しかった。

その間もちゆきさんにメールも送っていた。
ちゆきさんからはメールは来ない。

メールが来ない切なさや苦しさも
ヒカルが和らげてくれていた。

僕がしている事は最低だ。

でも、ヒカルがいてくれて良かった。
そう思っていた。

そんなある日
そう、カラオケにいった日から
一週間くらいたっただろうか。

ちゆきさんから電話が来た。

飲み会の誘いだった。


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