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好きな女性との出会いからの全て
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旅行の日

ちゆきさんは楽しんでたのかな?
メールは結局来なかった。

次の日も・・・

普通にメールが来る
バレーの練習に行けない、という連絡メールだった。

少なからず落胆する僕。
「無理ならメールいいからね」
なんて言っても本当は違う僕。

僕はちゆきさんに何を求めているのか?
抱擁?キス?安らぎ?それとも・・・

一番欲しいのは心なのかもしれない

一番欲しいけど
一番手に入らないもの
一番欲しいけど
手に入ったなら一番困るものなのかもしれない。

ちゆきさんが帰ってくる日は
バレーの練習日だった。
旅行で疲れちゃうからバレー無理かな
といっていたちゆきさん。

再びメールが来る

『今日いけるかもしれない(笑)』

でも

『お土産あるからね♪』
なんて都合のいい言葉は
並べられていなかった。

そして再び僕もメールする

「今日、帰りにちょっとでもいいから会えない?」

『今日は無理だよ』

そう返って来る。

もしなにか渡したいものがあるならば
メールで言うだろうし、僕は諦めた。

練習は楽しく終わった。

いや・・・

ちゆきさんさえいれば
僕はどこでもなんでもきっと楽しい。

帰り際

ちゆきさんは娘を迎えに行くといって先に帰った。
なんだかそわそわしてる。
僕の方を見てる?

『あきくん、これ・・・』

そういってかばんからなにかを取り出そうとした。
けど、みんなが見てたら出すのをやめた。

なんだろ?と思った。
まさかね、と。

少しして駐車場に行くと
ちゆきさんの車がまだある。

あれ?娘迎えに行かなきゃないのに?
ちゆきさんが待ってる?

「どうしたの?ちゆきさん?迎えは?」

『うん・・・これ・・・手紙とかありがとね』

そう言って
かわいいバスケのストラップを手渡してくれた。

「え?あ、ありがとう」

『うん、じゃああたしもう行くね』

そういってちゆきさんは車に乗り込んだ。

誰もいなければまた抱きしめたかった・・・

僕は

またちゆきさんにわがままを聞いてもらってしまった・・・
そんな気がしていた。


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ちゆきさんからの返事は・・・

『今日の帰りは会えないから練習前にならいいよ』

というものだった。
大体の時間で待ち合わせて駐車場で落ち合う。

あらためて渡すとなると照れてしまう。

『なに?渡したいものって?』

「ん・・・手紙。ラブレター?♪」

『え~読んでもいいの?』

「ダ~メ(笑)帰ってから読んで♪
後、もしやばかったら捨てていいからね」

『捨てないよ(笑)』



練習が終わりうちにたどり着く。

ちゆきさん手紙読んでくれたかな?
旦那さんいたら読めないかな?
もしかしてトイレとかで読んでたりして。

なんて想像してたら顔が綻んでいた。

寝る間際

ちゆきさんからメールがきた。

あきくんから初めて手紙もらって
なんか懐かしい中学のころに
タイムスリップしたみたいだった。
ありがとう 凄く気持ち伝わってきたよ。

あきくんの字、なんか可愛いね
優しいからかな
なんか500円玉はお守りみたいで使えないな

僕は嬉しくなってしまった。
本当に心に届いたのかな?
そしてメールを返す

「手紙、なんとかちゆきさんの
心に届いたみたいでオレも嬉しいよ。
500円玉はよーく見ると
『あ』の字が書いてあったり(笑)

気にせず生ビールでも飲んじゃって♪
クオカードはコンビニでウコンとか?(笑)

オレも久しぶりに手紙書いて、あんな汚い字でも
何度も書き直して、三度目の正直くらいだったんだ。
だからちょっと腕が痛くなった(笑)

ちゆきさんも今日会った感じだと
大分疲れてたみたいだから
ゆっくり休んでね♪」


ちゆきさんの心に本当に届いたかはわからない。

でももしかしたらメールくれるかな?
もしかしたらお土産買ってきてくれるかな?

そう期待せずにはいられなかった。

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僕は手紙を書いた。
そう・・・ちゆきさんと会うために
そしてもしかしたら会ってもらうために。

最初は餞別だけでもいいかな?と思ったりした。
だけどそれじゃあちゆきさんの心には届かないと思った。
しかも餞別といっても現金を渡したんじゃ
帰って恩着せがましいし迷惑じゃないかな?と思った。

それでも

始まりはそんな思惑だったけれど
次第に手紙を渡したい重みが増してきた。
手紙を書く前にどんな手紙を書くか想像する。
妄想する。そして若い頃、まだ携帯もない頃を
思い出していた。

楽しくなってくる自分がいた。
と、同時に何か手紙に添えられないか?
と、考え始めていた。

手紙と一緒に何かを贈る。
こういうとき、ワクワクしませんか?
僕はワクワクしていた。

なにを添えたら・・・
なにを贈ったならちゆきさんが喜んでくれるか。
でもしかしそれは、ちゆきさんの負担になってはいけない。
餞別を贈る事によって、お土産がもらえるかもしれない。
そんな厭らしい計算はあった。

でも、単純に手紙を何かを贈る
それだけを考えたとき
僕は純粋にその事自体を楽しんでいた。

まず下書きをした。文章を考える。
重い手紙にならないよう、それでいてちょっと甘えるように。
同時進行でなにを添えるか考える。

サラリと贈れるものがイイ

結局この間当たったクオカードを
贈る事ににした。非売品
それから遊び心で500円玉を紙にくるんで
手紙と一緒に入れた。

手紙は2度ほど書き直し
そして書きあがった。



ちゆきさん、いつもいつも色々ありがとう。
俺、ちゆさんといると楽しくて楽しくて。
バレーの時も、飲み会の時も、車のなかでも♪
 
いつも優しくしてくれてありがとう。
いつもトス上げてくれてありがとう。
いつもわがまま聞いてくれてありがとう。
たくさんの幸せをありがとう。

色々考えた結果、こんな手紙とかになってしまって
かえって迷惑だったかな?
10何年ぶりに手書きの手紙書いたよ(笑)
意気揚々と書いてたけど、迷惑だったらごめんね。
読んだら捨てちゃって。
 
プレゼントはこの間当たったカードと雀の涙程の餞別です。
もっとドカーンとあげたいんだけど
それもちゆきさんの負担になるなか?
とか勝手に考えたりしてね(汗;)
旅行先で使ってやって♪

あーそれからこれはマジな話なんだけど!
お土産はいいからね!気にしないで。

 それよりも時間と心が許すなら
なーんでもいいから旅行先からメール欲しいかも♪
無理なら無理でいいからね。

ほんじゃ旅行、アバンチュールとリフレッシュ!
楽しんで来てねー♪


あきより


この手紙を読んでちゆきさんは何を感じるんだろう?
何を感じてくれるんだろう?
そう思いながらちゆきさんにメールを打つ。

旅行の3日前
バレーの練習日・・・

「今日の練習の前か後
渡したいものがあるから
ちょっとだけでも会える?」

果たしてちゆきさんからの返事は・・・


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ちゆきさんが旅行に行くと言った。
お土産よろしく♪なんてふざける。
 
今回は教頭とじゃなく仲のいい友達で行くみたい。
男性がいるかは教えてもらえなかった。
教えてくれないって事はきっといるんだろうと思った。

教頭には内緒で僕には教えてくれた。
それだけでも嬉しかった。

この頃になると教頭の束縛はより一層強くなっていたそうだ。
飲み会はもちろん、バレーの大会や仕事仲間との食事会にまで嫌な顔をし、
ちゆきさんは何も言えなくなっていた。
以前は僕との飲み会もなんでも話していたのに、
何も話せなくなっていた。

ちゆきさんは
『きらいじゃないの、きらいじゃ…
ただ束縛がね思いが強すぎてたまに怖くなるときもあるんだ』

なんて嘯く。

僕は思う。
本当に教頭の事好きなの?と。

好きだ好きだと言われて、
離れられなくなってるんじゃないの?と。
でもそれはただのヤキモチなのかもしれない。

ちゆきさんの魅力は誰にも縛られない
自由さと愛くるしさにあると思う。
だからこそ、みんなに好かれ、
だからこそ僕もたくさんヤキモチを妬くけれど、
そんなちゆきさんがまた、大好きなんだよな。

教頭はちゆきさんを自分一人だけのものにしたい。そう思う。
そんな事したらちゆきさんの魅力が半減するってわからないのかな?

気持ちはわからないでもないけどさ。
そういう僕もちゆきさんを僕だけのものにしたいと
願わないわけじゃない。
けれどまた、そこまで踏み込めないのも事実なんだ。

きっと教頭は自分の気持ちしか見えてないんだとおもう。
ちゆきさんの気持ちはお構いなし。

知らないけど、メールも電話も、デートもセックスも…

僕も人の事言えないか…

旅行に行くちゆきさん。
教頭に言えない旅行に…

そんなちゆきさんに僕は手紙を書いた。
メールじゃない。

手書きの手紙だ。

メールじゃ伝わらないような気がした。
手紙ならもっと伝わるような気がした。

また・・・

手紙を・・・いや・・・
「渡したいものがある」と言って
もしかしたら会えるかもしれない
そうも思っていた。

僕は

十数年ぶりに手紙を書いた。

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僕は僕自身が大好きだ!
そんな事は思えない。
もしそういう風に思える人がいたなら
とてもうらやましく思う。

僕はどちらかというと計算で動くタイプだ。
ちゆきさんはその真逆。
そう、なんだ?天然?(笑)

だからこその魅力だと思うし、
老若男女みんなに好かれているんじゃないかな。

ずっと

ずっと

ずっとちゆきさんと一緒にいたくて
僕は飲み会の幹事をしてきた。
デートは出来ない。
だからバレーの帰りか飲み会の帰りでしか会えない。

なのに飲み会の約束を出来ずにいた。

そう・・・
あの
健康ランドから一度も出かける約束を出来ずに・・・
誘いは何度もした。
けれどもちゆきさんは忙しいといって応じてくれない。

よくよく話を聞くと本当に忙しかったみたい。
健康ランドに行った週の次の週その次の週も用事があった。

最初の週は泊まり
その次の週は飲み会だった。

泊まり?!と聞いてまた
嫌な予感がした。

恐る恐る聞いてみる。
「だ、誰と行くの?また・・・教頭?」

『ううん。教頭とじゃないよ、友達とだよ。』

「友達って?」

『んー言ってもわからないよ(笑)』

「そ、そっか~」

そこで僕はもう考え始めている。
自分でも嫌になるけど考えてしまう。

「じゃあ飲み会のその次の週なら飲み会行ける?」

『う~んわからないな』

「んじゃ、調整してみるから。また連絡するね。」

3週間も会えないなんて嫌だ!
そう思った僕は計算し始める。
旅行に行くと言ったちゆきさん。

もしかしてちゆきさんがお土産買ってきてくれるかも?
そしたらその時、そのお土産を渡すときに会えるかもしれない。
だけど、そんな事はなんの保障もない。
どうしたら会える? どうしたら・・・

お土産が欲しいわけじゃない。
ただ、ちゆきさんに会いたいだけ。

「旅行行くって教頭は知ってるの?」

『そんなの言えるわけないでしょ(笑)』

「そうなの?(笑)」

「お土産よろしくね♪」

そうおどけてみせた。

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