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好きな女性との出会いからの全て
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ちゆきさんとの約束を果たせるか否か
僕が1年間やってきた事の
全てを出す日がやってきた。

今までどの大会でもそれなりに真剣にやってきたが
ここまでの思いは初めてだった。

僕らの試合は第三試合と第五試合
2試合して上位4チームが決勝トーナメントへ進む。
全11チームでの対戦。

朝5時に目を覚ました。
近くの公園まで自転車で向かった。
バスケットゴールがある。

そこでシュート練習をした。
毎日・・・じゃないけどたまに来て練習していた。
体をほぐしてそれから試合に臨んだほうが
いい結果がでることはわかっている。

300本のシュートを打った。
小一時間

うちに帰ってシャワーを浴びて。
戦闘服であるハーフパンツ、Tシャツを着る。
燃えるような紅いハーパンにした。
気持ちも燃え上がるように。

集合時間より早くちゆきさんを迎えに行った。
ワインを飲んでもらうために(笑)

いつも二人で密会をする場所まで車を走らせた。
明るいうちに来るのは初めてだ。
少し緊張する・・・

「はいちゆきさん、ワイン」

『ありがと』

「これで緊張しなくなるならお安い御用だよ♪」

キャップを開ける僕
ちゆきさんは紙コップを持参していた。
ワインを注ぐ
ワインを少しだけ口に含むちゆきさん。

『わ~美味しい♪』
紙コップにちゆきさんの口紅の跡がつく。

「そう?よかった。チーズも買ってきたよ。」

『ありがとう~食べていいの?』

「そのために買ってきたんだし。」

『ん~チーズも美味しいよ♪』
ちゆきさんはワインをコップ一杯
小さいコップ一杯だけ飲んだ。

『あきくんも少し飲む?』

「運転だから飲んだらヤバイでしょ。」

『そうか・・(笑)』

「んじゃちょっと舐めるだけね」

唇にワインをそっとつけた。
ちゆきさんと同じ紙コップで。
口紅の後が凄く気になったけど
間接キスはしなかった。
ちゆきさんと同じワインを飲む。
それだけで力が湧いてくるような気がした。

「後ね、ちゆきさんにお願いがあるんだ」

『なに?』

僕はマジックを取り出した。

「これで俺の掌に書いてほしい事あるんだ」

『なんて書くの?』

「アタックが決まるようにさ。俺の右手に『決』って書いて。
左手にはブロック決まるように『ブロック』って。」

『え~!でもそれいいかもね!』

僕も運転席から後部座席に移る。
ちゆきさんにマジックと右手を差し出す。
明るいうちから二人きりで至近距離。
誰も来ないような場所だけど
誰か来たらどうしようとかドキドキしていた。

右手と左手にそれぞれ書いてもらう。
勇気が湧いてくる。力がみなぎってくる。

「あとね、まだ書いて欲しいの」

『今度はどこ?(笑)』

「足に、太もものとこに『飛』って。
高く高く飛べるようにさ。
左足には『跳』って書いて♪」

『わかった。いっぱい高く飛んでね♪』

そういってちゆきさんは僕の足に書いてくれた。
すっごく近くていい匂いがした。

「最後に・・・俺にパワーちょうだい」

僕はちゆきさんを抱きしめた。

『もう・・・
がんばろうね。勝とうね』

ちゆきさんは仕方がないかのように
少しだけハグしてくれた。

『ほら、誰か来ちゃうから。ネ?』

「ありがとちゆきさん。俺すっげ~頑張るからね!」

『あたしもトス上げ頑張るね!』


二人で会場に向かった。
絶対に勝つぞ 心で静かに思った。


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飲み会の約束をしていた
その日は大会の前日だった。
そう・・・あのPTAの大会の時も
前日に飲み会をして
密会をしていた。

その日は久しぶりに
実に数ヶ月ぶりに
りょーこさんもやってきた。

ちょっといつもと違うメンバーで
でもちゆきさんと僕はいつも一緒で
りょーこさんまで来てくれて。

久しぶりに帰りの密会を気にせず
はしゃいで楽しんでしまった。
そのくらい良い飲み会だった。

そのせいもあって最近いつもなら
22時とか早めに帰っていたんだけど
遅くなってしまった。
正に時間も忘れてというやつだ。

そして帰り

ちゆきさんにいつもの如く聞く

「今日も寄り道いい?」

『今何時なの?』

「23時かな・・・」

『じゃあ15分だけね』

「わかった」

明日は大事な大会だ。
遅くなってもちゆきさんが大変
僕も大変だ。

「ちゆきさん・・・」

『なに?』

「明日、頑張ろうね」

『うん・・・』




「あ!」

『どうしたの?』

「そういえばちゆきさんからハグしてくれる
約束だったんだ!」

『え~そんな約束してないよ(笑)』

「ふ~ん、約束破るんだね?ちゆきさんは」

そうからかうとちゆきさんは仕方の無い感じで・・・
『もう・・・これでいい?』

そう言って僕を抱きしめてくれた。
僕はあまりの幸せに胸がいっぱいになってしまって

「うん・・・すっごい幸せ・・・泣きそうかも」

僕はそのままちゆきさんを抱きしめ返した。
首筋にキスをして胸まで愛撫。

何度繰り返しただろう?

僕はそのまま興奮して
15分だといわれたのに
1時間もちゆきさんを帰すことなく
抱きしめ続けてしまった。

そして再びちゆきさんの大事な部分に触れる
しかし服の上からだったから良くわからない。

なんだかすごくちゆきさんが欲しくなってしまって
僕はわがままをいう

「ねぇちゆきさん?俺・・・ちゆきさんの事
イかせたい・・・」

『何言ってんの・・・ダメだよ』

「ね?お願い・・・わがまますぎる?」

そういいながらも愛撫している。

『え・・・ダメだってば・・・ちょっとタイム』

そういってちゆきさんは僕から離れる

『明日さ』

「うん」

『あの優勝チーム勝てたらいいよ』

「まじで?ちゆきさん・・・
もしかして勝てないと思ってるでしょ?」

『うん?うーん・・・どうかな(笑)
そんなことないよ?』

「っじゃあもし勝ったら!
ちゆきさんの事!イかせていいんだね?
約束したからね♪」

バカな約束に得意げな僕(笑)
まだ勝てると決まったわけでもないのに
しかも勝てない確率の方が多いはずだった。

けどこの時の僕にそんな気持ちは微塵もなかったんだ。

『ん~・・・でもやっぱり約束はできないかも(笑)』

「だめだよ~もう約束したからね♪」

大会前日になんて会話をしているんだろう・・・

優勝したらデート。
そして明日の緒戦
対戦相手はその、優勝チームだ。

戦いの火蓋が切って落とされる。
僕の負けられない戦いが始まる。
ちゆきさんを本大会に連れて行くため。
ただそれだけのため。

ちゆきさんをイかせたい・・・
この気持ちは僕の正直なものだ。
けれど、それらの事は全部
ちゆきさんと交わした約束の・・・

一番大事な約束のおまけに過ぎなかった。



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ちゆきさんは緊張しいだ。
なんでもないような顔をして
実は緊張している。僕は知っていた。

4人で結束を高めあった夜
こんな話をしていた。

「ちゆきさん当日お酒飲んだ方がいいんじゃない(笑)?」
僕がいうと

「お~それいいかもね~」
ともう一人が言う。

『そうだね~そうかもね(笑)』
ちゆきさんも笑いながらそう答えた。

「んじゃ俺当日ワイン持って行ってあげるよ♪
どうせ迎えにいくしね」

『え~!でもいいかも(笑)
赤の甘口がいいかも♪』

「指定ありですか(笑)
わかりました。用意しておきます。」

次の日早速僕はワインを買いに走った。
正直にいうとお酒の事はからっきしだ。

ちゆきさんが美味しいといっていたワインのシリーズがある。

赤のワイン、赤のワイン。っと・・・
 
中口?
 
甘口なんて他のをみてもない。
白は甘口おおいみたいだけど。
  
ちゆきさんにメールを打つ

「ちゆきさん?美味しいっていってたシリーズは
あったけど赤ので甘口ってないよ?白でいい?」
 
するとめずらしくてびっくりしてうれしかったけれど
ちゆきさんから電話がかかってきた。すぐにだ。
 
「ちゆきさん?おはよ どうしたの?」
 
『どもね、なに?酒屋さんに来てたの(笑)?』

「うん、でも赤に甘口ってないよ?」
 
『そうなんだよね~白のが甘口多いんだよね
というかあきくん行動はやいね(笑)』

「うん♪ちゆきさんのためだからね(笑)」

「この間言ってたワインならあるよ?
白だけど「やや甘口」ってなってる
これでいいかな?」

『え?それいつ飲むんだっけ?』
 
「大会当日の朝でしょ?(笑)
ちょっぴり飲んで後は二次会とかで飲めばいいじゃん」
 
『(笑)朝からのんじゃう?
でもその方が緊張しなくていいかも(笑)』
 
「ちゆきさんでも緊張するんだ?(笑)」
 
『するよ~~するでしょ』
 
「そっか・・・んじゃこの白と後チーズでもつまみに買っていくね」
 
『うん・・・ありがとね』
 
そこから少しだけたわいもないおしゃべりをして電話を切った。
 
15分ほどの出来事だった。
 
たったそれだけの事だったけれど
嬉しくて顔が綻んで1日中幸せだった。

ちゆきさんが

僕を頼ってくれているような

そんな気持ちにもなっていた。


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再び約束を交わした僕ら。
この約束だけはどんな事をしても
守りたい。そう強く願う。

しかし神様にお願いしただけじゃ
どんな願いだって神様にお願いさえすれば
叶うのならなんの苦労もない。
僕は自分に何が出来るのか考える。

先ずはチームのみんなをやる気にさせないと・・・
バレーボールは一人じゃ勝てない。
物凄いアタッカーがいれば強いかもしれないけど
それでもボールを拾ってくれる人がいて
ボールを上げてくれる人がいて
そして初めてアタックを打つことが出来る。

今チームでみなぎっているのは僕だけ。
ちゆきさんはそれにくっついて来てくれる。
残りのメンバー一人一人にメールを送った。
一括送信じゃない。
一人ずつメールをしていく。

少しずつ思いが伝わる

それでも予選会で負けたとしても
ちゆきさんが研修旅行に行ってしまう事は
誰にも内緒にしていた。

ちゆきさんを本大会に連れて行く
そこは誰にも譲れない。
そしてそれを背負うのは僕でありたかった。

大会まで10日をきった。
チームに活気が戻ってきたかもしれない。
練習中も僕とちゆきさんは盛り上げまくった。
二人でメールしあい密会は出来なくても
電話で話し合いどうしたらチームが良い方向へ行くのか

そんな事を考えあいながら
チームは少しずつだけどまとまっていった。

誰かが言う
「しかしうちらもくじ運悪いよね
最悪のところ引いてきてくれたよね」

それはクジを引いてきた人の前では
言われる事はないけれど
そう思っている人間がチームに少なからず
いることが寂しかった。
いや、確かに厳しいところを引いてきたとは
思うけれどね。

『俺はそう思いません
俺らより弱いところとやって本大会に
行ったってやりがいも成長もないじゃないですか!
このクジを絶対にいいくじだったって
言えるように頑張りましょうよ!』

そう鼓舞した。

クジを引いた人も最初は落ち込んでいた。
「ごめんねこんなクジ引いてきちゃって・・・」

『そんな事ありませんよ。
絶対にみんなで勝って本大会行きましょう!
そしてあのクジ引いて来た事を
みんなに良かったねって言わせましょうね!』

そう励ました。

自分のキャパシティを越えていたかもしれない。
でもみなぎっている僕はなにも感じずに頑張れた。
ちゆきさんの為でもあったけれど自分の為でもあった。

PTAの反省を活かしながら
僕は少しでもチームを良い方向に持っていけたのかな・・・

大会3日前 最後の練習日
例の4人で練習後に話をした。

チームの状態はかなり良くなっている。
後はこの4人がどれだけ頑張れるか
それにかかっているといっても過言ではない。

僕らは1時間くらい車の中で雑談しながら
結束を高めあった。

後はやるしかない!

決戦の日はまもなくやってくる

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僕は知っていた_



予選会の組み合わせをチームのみんなが知った時
テンションが一気に下がった。

「もう本大会には行けないね」

『本大会の日はチームみんなでどこか出かけよう♪』

なんて言い出す人までいた。
つまり初めから諦めていたんだ。

普段ならそれでもいいかもしれない。

そう・・・

ちゆきさんと一日一緒にいられるのならそれでも・・・

しかし僕は知っていた。

ちゆきさんは本大会の日
学校研修があるという事を。
研修で一泊の旅行に行くという事を。

『予選会勝ち残って、本大会に出れればバレーに行くよ♪』

抽選会前、ちゆきさんはそう言っていた。


そして

チーム相手を聞いたちゆきさん

『もうダメだね』
そう言って落胆した。

僕はすぐに切り返す

「なにいってんの?
俺負ける気全然ないから。
俺がみんなを盛り上げる!
だからちゆきさんもついてきてよ!」

『う・・うん』

ちゆきさんの返事は心許なかった。

ちゆきさんと一緒にいられるはずの一日が
他の誰かとの旅行になるなんて絶対に嫌だ。

相手がどんなに強いチームだって
諦めたらそこで終わり!
絶対に諦めるもんか!

ちゆきさんを研修旅行になんて行かせるもんか!

そう心で強く誓った。

僕はもっと強くなる。

そして僕はちゆきさんにメールする

「必ず本大会にちゆきさんを連れて行くから
研修旅行になんて行かせないから!
約束するからね!
ちゆきさんも一緒に頑張ろうね!」


『うん、わかった!絶対に勝とうね!』

再び・・・

ちゆきさんと約束をした。

そしてこの約束だけは

必ず果たしたい僕がいた。

必ず・・・

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