忍者ブログ

好きな女性との出会いからの全て
[1]  [2
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


『なんの話ですか?』

僕は平静を装いながら聞いた。
りょーこさんは黙って聞いている。

『ねぇやめてよ!』

教頭は黙ってちゆきさんの行動を遮る。
その顏は今までにない真剣な顏だ。

『いいんですよちゆきさん。話聞きますよ』
本当は聞きたいはずもない。
僕の言葉を聞いてちゆきさんも覚悟を決めたのか…

『実はなあき…』

『はい…』

『あきは気付いているかもしれないけど、俺な…』

『…はい……』

『…俺なあき…ちゆきが好きなんだ』

ちゆきさんは下を向いている

『でな』

『は、はい…』
生唾が出るがそれを飲み込めない。


『ちゆきも俺と同じ気持ちでいてくれてな』

僕は言葉が出ない。

聞きたくない!聞きたくなかった。
ふと見るとりょーこさんが僕を見ている。
物悲しい目だ。

そして…

『俺達、付き合ってるんだ』

一番聞きたくなかった言葉を僕は聞く事となる。

人気ブログランクバナー

ちゆきさんは下を向いたままだった…


PR

いよいよというわけでもないけれど、
第六部が始まります。

第六部は今までとちょっと違い
僕の妄想です。
妄想だけど、現実です。

分かり難いけれど、答えは六部の終わりに



第六部 妄想

飲み会のお誘いがりょーこさんからあった。
例の4人のメンバーらしい。

食事をしてカラオケ。
僕はどうしても不安を抑え切れなかった。

しかし、ちゆきさんとりょーこさんからの
誘いを断れるはずもない。


第2回目のカラオケの会。
楽しく食事し、カラオケも盛り上がった4人。
時計は22時を指していた…

『いや~今日も楽しいですね。この後どうしますか?』
僕がいうと

『そうだね~カラオケ延長する?』
りょーこさんが答えた。

『あーあたし飲み過ぎたー。
延長でもどっちでもいいよ♪
それとも4人でホテル行く?(笑)』
ちゆきさんは相当酔っていたようだ。

相変わらずちゆきさんはみんなでいると
面白くてエロいなぁ(笑)
でもそこがいいんだよな。
などと僕が思っている横で教頭一人浮かない顏をしている…

どうしたのかな?
と思っていると教頭が口を開いた。

『実はあきに話があるんだ』

一瞬嫌な予感がしてちゆきさんの方を見る。
ちゆきさんは教頭を見つめている。

なんの話ですか?
と僕が口を開く前にちゆきさんが

『ちょっと!何の話するの?』
少し強めの口調で言った。

『ちゆきは黙っててくれ』

ちゆき!?
教頭が僕の前でそう呼ぶのは初めてだ。

きっとあの事だろう…

そう思いながら心臓は苦しく高鳴っていく。

僕は覚悟を決めた…
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
応援よろしくお願いします
人気ブログランクバナー 人気ブログランクバナー にほんブログ村 恋愛ブログへにほんブログ村 恋愛ブログ 片思いへ
クリックにご協力ください
最新CM
[07/27 N]
[09/29 Musnulaenfono]
[09/09 baitoGatBap]
[08/20 HIRO]
[07/17 さくら]
最新記事
記事別ランキング
カウンター
最新TB
プロフィール
HN:
あき
HP:
性別:
男性
趣味:
スポーツ
バーコード
最古記事
アクセス解析
人気ブログランクバナー 人気ブログランクバナー にほんブログ村 恋愛ブログへにほんブログ村 恋愛ブログ 片思いへ
ILLUSTRATION BY nyao nyaoチャ箱♪  
忍者ブログ [PR]