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悪夢のような教頭との飲み会が終わった。
後悔しない日々が欲しい。
少しだけ、ほんの少しだけでいい。
ちゆきさんが僕の方を向いてくれたら・・・
それでも僕らにはバレーがある。
教頭との事は心の奥に無理やりしまい込んで
彼女と接する。
ちゆきさんはあの一件から
僕と少し距離を置こうとしたのかもしれない。
わからないけれど、そう感じていた。
それでも僕は日常的なメールを欠かさない。
生活の一部に僕を感じて欲しかった。
今年最後のバレーの大会があった。
バレーの大会までの間
再びメールのやり取りや電話をし合って
関係が修復していくような気がしていた。
壊れていたわけでもないのに・・・
結果は予選は突破したけど
最後に負けてしまって4位だった。18チーム中。
それなりに結果を残せた年ではあったけど、
優勝まで後一歩!ではなかった。
優勝するにはまだまだ努力が必要のようだ。
ちゆきさんとデート出来る日は来るのだろうか?
色々揉めた結果
慰労会は居酒屋をやめてカラオケになった。
監督に個人的に相談されたちゆきさんが提案したもの。
なるべく予算をかけないように言ったみたい。
この日も僕はずっと彼女の隣にいた。
ちゆきさんの隣の一つは僕のものでありたかった。
帰り
いつものごとく密会
『30分だけね・・・』
時計は21時半だった。
「もう少しいいでしょ?」
わがままをいう僕。
『本当だったらまっすぐ帰るんだよ?』
「でもさ・・・カラオケもう1時間延長しても良かったんでしょ?」
カラオケ自体は21時に終わった。
延長の声もあったがその日はお開きに。
『だってカラオケはみんなで楽しんでるしさ
あたしもカラオケ好きだし。』
「カラオケの1時間は良くて
俺との1時間は駄目なの?」
『だってそうでしょ?』
堂々巡り
「そっか・・・んじゃもう今日はこのまま帰る?」
そんな事思ってもいないくせに・・・
『え? ん・・・どっちでもいいよ・・・』
「どっちでもいいって・・・帰るって言わないんだね」
そのまま無言になる彼女
その間も僕は言葉とは裏腹に
いつもの密会場所へと車を走らせていた。