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僕は完全にヒカルを信用していた。
電話でもメールでも何でも話すようになっていたし、
愚痴なんかも話すようになっていた。
しかし それは全て ちゆきさんからの
メールや電話が出来ない代わりでしかなかった。
僕はヒカルが好きだったし、ヒカルもきっと僕の事を・・・
そして大会の前日の夜
ちゆきさんからメールが来た。
『あきくん、あやちゃんの悪口とかヒカルに言ってた?
なんか あやちゃんからメールが来て 言われたんだけど?』
えっ?!
僕にはなんのことかさっぱりわからなかった。
確かにバレーでの愚痴やマリやタツヤの悪口は漏らした事はあった。
しかし、あやこさんの悪口を・・・
よくよく聞いてみると
あやこさんはマリから話しを聞いた。
マリはヒカルから聞いた。
ヒカルは僕に言われた。
そんな感じで何故か僕は悪者になっていた。
覚えはない。
誰かが嘘をついている。
あやこさんか、マリか、ヒカルか・・・
ちゆきさんだけは僕を信じてくれた。
真相は今になってもわかっていないけれど、
あやこさんも最後は僕を信じてくれた。
マリとヒカルはわからない。
その日以来
マリもヒカルも信じる事が出来なくなって、
メールが出来なくなってしまった。
怒涛の言い訳を夜通しし続けて
僕もちゆきさんもあやこさんも眠れない夜を過ごした。
大会で優勝したらデート
ちゆきさんとバレーを始めて
ちゆきさんと同じチームで初めて
優勝する事が出来た。
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