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好きな女性との出会いからの全て
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教頭は僕にヤキモチを妬く。
僕も大丈夫だと思っていたが
やっぱりヤキモチを妬かないはずがない。

気持ちが加速する。
辛い事が増えてゆく。
「大丈夫」じゃなくなっていく。


買出しが終わりカラオケに行くと
みんなは既に部屋に入っていた。
馴染みのカラオケ屋。

仕切りを教頭がしていたようで
人数に不相応な一番大きな一番高い部屋に入っていた。
幹事をしていた僕はそれに納得がいかず不機嫌になる。

割り勘するのになんで一番高い部屋?

教頭はちゆきさんが来た喜びと
酔ったテンションでご機嫌になっていた。
それでも一次会では殆ど接点がなく
心の奥ではイラついてもいたはず。

僕は僕で今までのいろんな事が渦巻き
教頭以外が仕切ったのならそんな事にはならなかったと思う。

「なんで一番高い部屋頼んだんです?」

〔人数もそれなりだし、割り勘だから金もそうかわらないだろ?〕

「変わらないって・・・変わるでしょ?」

〔そんな一人何百円の世界だろ?たいしたことないじゃないか〕

既に酔っ払っている人のソレだ。

「んじゃ教頭がその分払ってくれるんですか?たいしたことないなら」

僕も僕でここまで絡む必要があったんだろうか。

〔お~払ってやるよ!いくら?いくら払えばいいんだ?!〕

完全にキレる教頭。
引く僕。

「もうやめろって!」
誰かが止めに入った。

「みんなで来てるんだから、な?
あきも教頭も・・・ホラ・・」

教頭は僕に暴言を吐かれ
僕は教頭に切れられ
お互いに納得はしていない。

今思えば、僕がやっぱり未熟だった。
余計な一言で人を怒らせる。
ソコを直さなければ成長したとは言えない。
雰囲気を壊し、教頭を怒らせてしまった。

でもきっと

教頭じゃなかったらここまで
噛み付く事もなかったと思うんだ。
それほどまでに僕の思いは・・・


それでもカラオケは始まる
教頭も歌う。
二次会は積極的にちゆきさんは
教頭の隣にいた。ずっと。

僕は教頭に謝る事にした。

「さっきはすみませんでした。
俺の言い方が悪かったです。」

〔いや、俺も言い過ぎたよ。〕

一瞬の仲直りだった
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