×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
バレーの本大会の抽選が終わった。
近隣の町からそれぞれ勝ち抜いてきたチーム同士が戦う大会。
予選よりも更にレベルが上がる。
全24チームでの戦いだった。
本大会でもまず予選リーグを戦い
そこで勝ち抜くと決勝トーナメントへ進める
という、オーソドックスなもの。
僕らのリーグはまたしても強敵そろいだった。
しかも順当に勝ち上がっていくと
準決勝でまたしてもあのチームと当たる。
優勝してちゆきさんとデートするためには
避けては通れない道だ。
だがしかし僕はふと疑問に思う。
優勝はしたい。ちゆきさんに味あわせてあげたい。
僕も味わいたい。このチームで。
彼女と一緒に。喜びを分かち合いたい。
けど・・・
本当にデートしたい?
2人で一緒にいたいとは思う。
でもそれはデートとはまた違うような気がする。
彼女が喜んでくれればそれでいい。
やっぱり僕にとってデートはおまけでしかなかった。
チームで決起集会をした。カラオケ。僕の企画。
当然のように彼女と会いたいから企画した。
あの密会から一度も会えぬまま10日が過ぎようとしていた。
こんな事は初めてだった。
会いたい・・・ ただその一心だったと思う。
ちゆきさんを送って行きたかった。
送っていけば帰りに会える。
そう思ったけれど彼女には断られた。
用事があるから自分の車で行くという。
そして早めに帰るからと。
カラオケの最中ちゆきさんが帰ってしまう時間が近づいてくる。
あの時みたくはもう戻ってきてはくれないだろう。
「そろそろ行くの?」
小声で聞いてみた。
『あぁ・・・用事なくなったの
パパが代わりに行ってくれる事になって。』
「なんだよ、じゃあ今日本当は飲めたんじゃん。」
『急に代わってもらえる事になったの、ごめんね』
それは言い訳のような気がしていた。
僕と来れば密会になってしまう事を
ちゆきさん自身もわかっている。
だから、それをしないため、出来なくするために
自分で車で来たのかな?と、思った。
帰り
全てが終わったのが22時半過ぎだった。
「15分でもいいから会いたい」
とメールする。
「ごめんね、今日は帰ります
パパにまた怒られたら大変だし・・・
出してもらえなくなるから
今日は帰ります」
それでも僕はあきらめきれない。
「11時までに帰すから。5分だけでもいい。
もし今日約束を破ったら二度と会わなくてもいいから。
おれもう・・・ちゆきさんが切れちゃいます」
そこまで言った。
しかし彼女の答えは
「ごめんね今日は無理なの」
すぐに電話もした。
会えないなら少しでも話したいと。
出ない・・・
「わかった。もう会えなくてもいいよ。
だから電話に出て。少しでも話したい。」
メールを打つ。
携帯が震える。
「ごめんねもう家についたの。
電話も出られないよ。ごめんね」
それが彼女からの返信だった。
もう二度と密会は叶わないような気がした。
それどころか僕の中から
僕の心いっぱいだったちゆきさんが
いなくなってしまうような気がした。
なんだか気持ちが遠のくような
そんな気持ちに。
僕の心はどうなってしまったのか・・・
自分自身でもわからなくなっていた。
続きが気になる方もそうでない方も
応援クリックよろしくお願いします<(_ _)>
最近特にネガな記事が続いています。
それでも読んでくださる方には大変感謝しています。
いつもありがとうございます
またクリックしていただけるとこのブログの順位が見る事が出来ます。
それと同時に切ない恋愛ブログがたくさん載っています。
近隣の町からそれぞれ勝ち抜いてきたチーム同士が戦う大会。
予選よりも更にレベルが上がる。
全24チームでの戦いだった。
本大会でもまず予選リーグを戦い
そこで勝ち抜くと決勝トーナメントへ進める
という、オーソドックスなもの。
僕らのリーグはまたしても強敵そろいだった。
しかも順当に勝ち上がっていくと
準決勝でまたしてもあのチームと当たる。
優勝してちゆきさんとデートするためには
避けては通れない道だ。
だがしかし僕はふと疑問に思う。
優勝はしたい。ちゆきさんに味あわせてあげたい。
僕も味わいたい。このチームで。
彼女と一緒に。喜びを分かち合いたい。
けど・・・
本当にデートしたい?
2人で一緒にいたいとは思う。
でもそれはデートとはまた違うような気がする。
彼女が喜んでくれればそれでいい。
やっぱり僕にとってデートはおまけでしかなかった。
チームで決起集会をした。カラオケ。僕の企画。
当然のように彼女と会いたいから企画した。
あの密会から一度も会えぬまま10日が過ぎようとしていた。
こんな事は初めてだった。
会いたい・・・ ただその一心だったと思う。
ちゆきさんを送って行きたかった。
送っていけば帰りに会える。
そう思ったけれど彼女には断られた。
用事があるから自分の車で行くという。
そして早めに帰るからと。
カラオケの最中ちゆきさんが帰ってしまう時間が近づいてくる。
あの時みたくはもう戻ってきてはくれないだろう。
「そろそろ行くの?」
小声で聞いてみた。
『あぁ・・・用事なくなったの
パパが代わりに行ってくれる事になって。』
「なんだよ、じゃあ今日本当は飲めたんじゃん。」
『急に代わってもらえる事になったの、ごめんね』
それは言い訳のような気がしていた。
僕と来れば密会になってしまう事を
ちゆきさん自身もわかっている。
だから、それをしないため、出来なくするために
自分で車で来たのかな?と、思った。
帰り
全てが終わったのが22時半過ぎだった。
「15分でもいいから会いたい」
とメールする。
「ごめんね、今日は帰ります
パパにまた怒られたら大変だし・・・
出してもらえなくなるから
今日は帰ります」
それでも僕はあきらめきれない。
「11時までに帰すから。5分だけでもいい。
もし今日約束を破ったら二度と会わなくてもいいから。
おれもう・・・ちゆきさんが切れちゃいます」
そこまで言った。
しかし彼女の答えは
「ごめんね今日は無理なの」
すぐに電話もした。
会えないなら少しでも話したいと。
出ない・・・
「わかった。もう会えなくてもいいよ。
だから電話に出て。少しでも話したい。」
メールを打つ。
携帯が震える。
「ごめんねもう家についたの。
電話も出られないよ。ごめんね」
それが彼女からの返信だった。
もう二度と密会は叶わないような気がした。
それどころか僕の中から
僕の心いっぱいだったちゆきさんが
いなくなってしまうような気がした。
なんだか気持ちが遠のくような
そんな気持ちに。
僕の心はどうなってしまったのか・・・
自分自身でもわからなくなっていた。
続きが気になる方もそうでない方も
応援クリックよろしくお願いします<(_ _)>
最近特にネガな記事が続いています。
それでも読んでくださる方には大変感謝しています。
いつもありがとうございます
またクリックしていただけるとこのブログの順位が見る事が出来ます。
それと同時に切ない恋愛ブログがたくさん載っています。
PR
この記事にコメントする