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僕が運転席に移り、
ちゆきさんが助手席の後の後部座席。
いつでもこのスタイルだ。
「帰ろっか」
『うん』
僕のすぐ斜め左後ろにはちゆきさんがいる。
右手で運転しながら左手を伸ばすと手が届く。
「手・・・ちゆきさん?手、繋ぎたい」
『まったくもう・・・さっきたくさん繋いだでしょ?』
「何度でも、もっと繋ぎたいんだよ。」
まったく・・・なんていいながらも
ちゆきさんは僕の手を握ってくれる。
とても優しくにぎにぎとしてくれる。
僕もふわふわと握り返す。
付き合ってるかのような
恋人であるかのように錯覚する。
恋人なら助手席に座るだろうけど。
「ね、ちゆきさん?俺の耳にキスして」
『なんで?』
「え?きっと気持ちいいから♪」
『もう・・・年下はわがままだな(笑)』
そう少しはにかみながらちゆきさんは
僕のすぐ左後ろまでにじり寄る。
運転手の僕の耳をちゆきさんがを噛んでくれる。
甘噛みする。足の指の先まで快感が走る。
耳を中心にそれが全身に広がる。
僕は声を出してしまう。
あまりの気持ちよさに。
キスがしたくなった。
車を不意にとめる。
後を向く。
彼女の顔がすぐそこにある。
唇を奪うように不意にキスをする。
油断でもしてたというのか・・・
ちゆきさんの唇はとてもとても柔らかかった。
『あっ!もう・・・油断してた!』
少しふくれるちゆきさんは可愛い。
キスされた彼女は後部座席にもたれかかる。
「もう一回だけ・・・
もう一回だけキスしたい。」
そんなわがままが通るとは思っていない。
無理に決まっている。そう思っていた。
「!!っ!」
自分で言ったのに今度は不意をつかれた。
ちゆきさんは僕の元に自分の唇を運んでくれたんだ。
深いキスじゃなかったけれど
とても柔らかくて恋人のようなキスだった。
僕の心と体はそう感じて反応していた。
「今日はありがとう楽しかった♪」
『うん・・・楽しかったね』
「おやすみ」
『おやすみね』
なんの保障もないというのに
僕の心はいつになく満たされていた。
この日が最後の密会かもしれないのに
再び会う恋人達が少しの間の別れをするように
そんな風に僕は彼女を見送った。
ちゆきさんは後ろを振り返らない。
そんな彼女を僕はしばらく見ていた。
とても美しい後姿だった。
続きが気になる方もそうでない方も
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ちゆきさんが助手席の後の後部座席。
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『なんで?』
「え?きっと気持ちいいから♪」
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僕のすぐ左後ろまでにじり寄る。
運転手の僕の耳をちゆきさんがを噛んでくれる。
甘噛みする。足の指の先まで快感が走る。
耳を中心にそれが全身に広がる。
僕は声を出してしまう。
あまりの気持ちよさに。
キスがしたくなった。
車を不意にとめる。
後を向く。
彼女の顔がすぐそこにある。
唇を奪うように不意にキスをする。
油断でもしてたというのか・・・
ちゆきさんの唇はとてもとても柔らかかった。
『あっ!もう・・・油断してた!』
少しふくれるちゆきさんは可愛い。
キスされた彼女は後部座席にもたれかかる。
「もう一回だけ・・・
もう一回だけキスしたい。」
そんなわがままが通るとは思っていない。
無理に決まっている。そう思っていた。
「!!っ!」
自分で言ったのに今度は不意をつかれた。
ちゆきさんは僕の元に自分の唇を運んでくれたんだ。
深いキスじゃなかったけれど
とても柔らかくて恋人のようなキスだった。
僕の心と体はそう感じて反応していた。
「今日はありがとう楽しかった♪」
『うん・・・楽しかったね』
「おやすみ」
『おやすみね』
なんの保障もないというのに
僕の心はいつになく満たされていた。
この日が最後の密会かもしれないのに
再び会う恋人達が少しの間の別れをするように
そんな風に僕は彼女を見送った。
ちゆきさんは後ろを振り返らない。
そんな彼女を僕はしばらく見ていた。
とても美しい後姿だった。
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