第77話 全てを奪い去るように

こんにちはポテトです。
本日も折りたたみます。
いつものように苦手な方はここでお引き返し下さい<(_ _)>


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この日はカラオケに来た。
ワインをたくさん飲んで酔っ払うちゆきさん。

他の人とまたいちゃつく
ヤキモチを妬く僕。

ちゆきさんを中心に盛り上がる。
名残惜しい感じで解散。
僕は全然名残惜しくない。

ちゆきさんと早くフタリキリになりたいから。

いつものようにみんなを送り届け二人きりになった。
二人きりになってすぐキスした。
今日は前回よりは酔っていない。
それでもブラを外す。
服の上から愛撫
キス、ハグ・・・

僕もちゆきさんも興奮していたのか？
この日のちゆきさんはジーパン姿。
服の上からだったけどアソコを触ってしまった。
でも、そこで一旦終わり。
ちゆきさんから離れる僕。

話をたくさんした。

ちゆきさんはいつでも僕が辛くないかと思ってしまうんだって。

僕が教頭の事を知っている事
教頭に抱かれているのを知っている事
教頭が束縛しているのを知っている事

そして

そんなちゆきさんの事を知っている僕が
ちゆきさんの事を大好きだと
ちゆきさんは分かってくれている。

痛いほど気持ちが伝わってくるんだって。

だけど

その気持ちに応えられない自分がいて
それが僕の事を苦しめてるんじゃないか？
と、思ってしまうそうだ。

確かに僕にとって
ちゆきさんと会って教頭の話を聞かされることはツライ
ツライけどそれは僕が望んだ事でもある。
だから、会ってもツラク
会わなくてもツライなら・・・

会った方がイイに決まっている。

『あきくん、教頭と学校とかで会って嫌にならない？
あたしは教頭に抱かれてるんだよ？
想像しちゃわないの？本当に大丈夫なの？』

そんな判りきった事を聞かないでくれよ。
ツライに決まってるじゃないか。
だけど僕はそんな事は言わない。

「そりゃ、ツラクないといえばウソになるけどさ・・・
でも大丈夫だよ。俺は♪」

【ちゆきさんが好きだから！】
そう言って全てを奪い去るように
抱きしめたかった。
けど出来ない・・・

出来ないから静かにハグをした。
黙って・・・強く抱きしめた。

そしたら

初めてちゆきさんが僕を求めてきた。
ちゆきさんどうしたの？と思った。


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