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好きな女性との出会いからの全て
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手紙も贈る。2度目の手紙・・・
最初はきっと誰だって感動する。
2度目は?ドキドキもなくなってしまうのかな?
それはわからない。
手紙は手元に残る。そう、捨てない限りは。

ちゆきさんの迷惑もかえりみず、
僕は自分の気持ちと自己満足で突っ走ってしまった。

どんな思いでちゆきさんはこの手紙を受け取ったのか・・・



Meerry Chirismas

いつもありがとう♪
これはささやかながら俺からちゆきさんへの
感謝と愛を込めた贈り物です。

ずっとクリスマスになにかあげたいと考えていて
いろんな事考えてたんだ。
でも、俺からのプレゼントだし
なにか形に残るものだと大変かな?と思って
結局ワインにしました(笑)

それでもね、こんな事わざわざばらすけど(笑)
本当に色々調べたんだよ~ワインの事!

最初はネットで調べてさ。
ワインの種類とか味とかね。
でも俺酒飲まないからさっぱりわからなくて(汗)

ちゆきさんは甘口が好きだっていってたから
それ中心に調べたりしてさ・・・
で、調べてたらどっかの金賞受賞とかいっぱい出てきて
でも渋口だったり重いとか軽いとか辛口とか
もうパニック状態(笑)

 




その後は酒屋さん回り
何軒くらいまわったかな~
忘れたけど結構回ったんだよ
仕事中にもたまにね(笑)

で、結局今回選んだワインに辿り着きました。
気に入ってもらえると嬉しいんだけども・・・
ま!自信はない!!!(´∀`)アハハハ

何万円もする指輪やネックレスや時計
そういうものはあげられないけど
(いや頑張ってお金貯めればね!やれないことはなんだけども(笑))
時間と手間は惜しまなかったつもり!
後は真心?(笑)ちゆきさんがどうしたら喜んでくれるか?
そればっかり考えてた♪
 
 
チーズはおまけだよ。
それでも包装紙やリボン買ってきて
ぜーんぶ自分でやったんだぜ!マジマジ(笑)

こういうことって言わなきゃかっこいいんだろうけども!
そういう手作り感を伝えたかったんじゃ!(笑)

 
 




いつもいつも俺の気持ち受け取ってくれてありがとう
今の俺は本当に幸せ物です。

ちゆきさん・・・ずっと仲良しでいようね♪
ちゆきさん・・・大好きです♪

おっと!今日は感謝のプレゼントだった(笑)
自重自重(^_^;)
あ~でも愛も込めてるからいいかな♪

ちゆきさんが良いクリスマスをむかえられますよ~に♪

メリークリスマス!ちゆきさん



感謝と愛を込めて・・・





あきより
 
 

 


翌日メールが来た。
すっごく喜んでくれたみたいだった。
それだけで僕は満足だった。

どうやら結構有名なワインだったらしく
ちゆきさんのお気に入りだったみたい。

僕のクリスマス大作戦は
一応?成功したみたいだった。


第十八部 クリスマス 完結
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ちゆきさんに渡した2枚目のカード
本物のカード

5cmx7cmくらいの大きさのカード

ちゆきさんはこのカードを見てなにを思ったのかな?



Merry X’mas

どの順番で見てるのかな~?このカードは最後かな?
気になります。ちゆきさんメリークリスマスね♪
いつもありがとう。全部ありがとう
いつもキレイでかわいくて魅力的で素敵なちゆきさん♪
大好きです。このカードね早くちゆきさんに見てもらいたいな♪
な~んて硬いのを見てちゆきさんはカードの前で笑ってるのかな?
字・・・細か!なんて笑ってたりしたら俺の思惑通りだ・・・(笑)
ちゆきさんの笑顔が好きです。その笑顔を曇らせないように
これからも楽しく明るく(^-^)俺の前では自然なままの
ちゆきさんでいてくれたら俺は幸せ者です。


カードに細かくビッシリと書いた。
表だけじゃ書ききれないから裏にも・・・
ちゆきさんがカードの前で笑っているのを想像して僕も笑った。



裏も見たならミラクルですね(笑)
全部わかった上で言わせて下さい。
ちゆきさん・・・いつもありがとう♪
もっと言いたい言葉は封印しておきます(´∀`)
もしちゆきさんが何か一つ・・・
俺の願いを聞いてくれるのなら・・・

俺の事・・・今まで以上に頼ってほしい。。。です(^-^)v

これからもちゆきさんの傍にいれたら・・・幸せだな~
心の片隅にでも・・・いる事が出来たならさ♪



【好き】という言葉をもっと散りばめたかったけれど、
なんとなくそれは出来なかった。
サラリといたかった。その思いは強い。
僕自身がちゆきさんの笑顔を曇らせる訳には行かないから・・・




ポテトです。

カードの事と手紙の事は書かないつもりでしたが、
記録しておこうと思います。

次回でクリスマス編は終わる予定です。
思わせぶりな事を書くつもりもありませんが、
十九部から展開が少し変わります。
それに伴い登場人物も増えるかもしれません。

なるべくわかりやすく簡潔に登場させますが、
書いてみないとわからない部分も多いです。

ブログの中は中々年を越せないでいますが、
年が明けてもちゆきさんが好きな事には変わりはありません。
僕は運転席に移った。

帰り道

僕はいつも少しだけ遠回りして帰る。
少しでもちゆきさんと一緒にいたいから。

遠回りの道は暗がりが多い。
その道々でキスも何度かしてきた。

ちゆきさんは本当にもう帰らないと
ヤバイみたいで、なんだかソワソワしている。
僕は僕でゆっくり帰りたかったり、
また、キスをしたかったり。

暗がりに車を停めてキスしたいと言ってみた。

『だ~め!今日はもう終わり。早く帰ろ!』

「そんな事いって後で後悔するからな(笑)」

『なんであたしがあきくんとキスしなかったら
後悔するのよ(笑)』

ワイン渡して早く喜ばせたかった。

僕のプランじゃちゆきさんが車を降りる寸前。
家の前でサラリとカッコよく渡して
感動させて、喜びのメールが来る・・・

そんな作戦

『なんで?後悔するの?
言ってみなさい?』

また笑顔でいじめるように僕を責める。

「い。いや・・・もうちょいまって(笑)」

『もう、家に着いちゃうよ』

「わかった!じゃ、キスしてくれたら教える!」

どんな理由?
キスしたらとか、僕はずるいし自分に甘い。
結局は我慢できなかった。

ちゆきさんの喜ぶ顔を直接みたかったんだ。

『なんでキスしなきゃ・・・』

僕は車をとめて後ろをみる。

「こっち来て」

『いやだ』

「じゃ、俺がいく」

後部座席にもたれかかって不貞腐れる彼女の元へ
僕は運転席から身を乗り出した。

「きちゃった・・・」

『来ちゃったじゃないよ・・・早く帰らないとダメなのに』

「ごめんね。この一回だけ・・・キスしたい」

『もう・・・ハイッ!』

そういって一瞬唇を押し付け
僕を突き放すようにキスをしてきた。

「あ!ずりい!そんなキス!」

『一回したから教えなさい(笑)』

「もっかい・・・」

『もう・・・』

僕らはキスをした。

「ありがと・・・」

僕は車を降りて隠してあったワインバッグを取り出す。

「はいこれ!」

『え?なにこれ』

「俺のクリスマスプレゼントがチーズ一個だけだと思った?」

『え?もしかしてワイン?』

「うん・・・」

『えー!ありがとう!
ちょっとまって?コレあたしが好きな・・・』

「まって!後は帰ってから見て。」

『わ、わかった。でもありがとね』

「い、一応・・・同じワインの赤白だから
気に入るかどうかわからないけど、
ちゆきさん甘口が好きだっていってたから。
色々探してみたんだ。
よかったらチーズと一緒に飲んでね。」

『ありがとう。大切に飲むからね♪』

「後、中にもう一枚別なカードと手紙入ってるから
旦那さんとかにみつかったらやばいよね?
迷惑だったらごめんね。」

『ううん、大丈夫。ありがと
それだけかばんにしまっておくから。』

「いま、よくよく考えてみたら
このプレゼントも大丈夫?
急にこんなのもらって迷惑じゃない?」

『そんな事ないよ!すごく嬉しいよ
本当にありがと♪』

「旦那さんには今日の忘年会で
ビンゴ大会あって一等だったとか言えばいいか(笑)」

『あ~それいいね(笑)』

さっきまでのイライラ感は消え
彼女は満面の笑みだった。

その顔を見れただけでも
プレゼントしてよかったと思った。

『しかしあれだね~』

「なにがアレ?」

『あきくんてホント、ロマンチストというかなんというか(笑)』

「なんだよ!」

『ううん、素敵だって思ったんだよ』

「なんか笑いながら言われてもうそくさいんだよな」

『ホント、ホント(笑)』

ワインを渡してから時間にして2~3分だろうか。
ちゆきさんの家に着いてしまった。

『じゃあね、おやすみ』

「うん、おやすみ」

僕らの声はひそひそ声だ。

『あきくん・・・ありがとね』

僕はなんだかとっても幸せだった。
『え~なにこれ(笑)』

ちゆきさんは笑顔でチーズを受け取る。

「あけてみて」

僕がぎこちなく包装したチーズが姿をあらわしていく。

「これ、ちゆきさんワイン好きだから、
ちゆきさんの好きなチーズ♪
ワインと一緒に飲んでね。」

『あはは♪ありがとう♪
あたしの好きなチーズだね。』

「カードも見てみてよ」

カードにはこう書いた。


Merry X’mas

ちゆきさん(^-^)いつもいつも全部ありがとう
本当に感謝しています
これからも仲良しでいてください♪


『あきくん。。ありがとう』

「ううん、ちゆきさんが喜んでくれれば
俺も嬉しいよ。」

早くワインも渡したかったけれど我慢した。

『でもよくチーズなんんて包装してくれたね~』

「あ、、それ、俺が自分でやったんだ(笑)
包装紙とリボン買ってきてさ
汚くてごめんね」

『そうだったんだ(笑)
でも、そんな事ないよ嬉しいよ♪』

「ちゃんと食べてね(笑)」

『うん、ありがとう♪』

もう時間がない。
帰らないといけない。
でも返したくない・・・

『そろそろ帰らないとね』

「・・・う、うん」

僕の返事は虚ろだ。

「ちゆきさん・・・ハグしたい」

『さっきしたでしょ?』

「さっきしてももう一回したい。」

これもいつものやり取り。

『もう・・・』

僕は彼女を抱きしめた。

そのまま愛撫して感じさせてしまった。

力が入らない彼女。

気持ちがエスカレートする僕。

改めて自分の気持ちを思い知る。

帰りたくない。

帰したくない。

『あ・・・あきくん・・・そろそろ・・・
ホントに帰らないとやばいかも』

「ん・・・うん・・・わ、わかった。」

僕は最後に彼女にキスをした。

【ちゆきさん・・・僕はあなたが大好きです】


そう思ったけれど


その言葉はいう事ができなかった。

愛好会での忘年会がやってきた。
その日がプレゼントを渡す最後のチャンスだと思った。

「ちゆきさん?忘年会の帰りちょっとでもいいから会える?」

『ん~わからない』

いつもと同じ答え。

「渡したいものがあるんだ」

『え~なに?』

「当日まで内緒♪」

その日まで約二週間
それまでにも色々な事があった。
それは追々記事にしていこうと思うけれど、
心が折れそうにも何度もなった。

手紙も書いてしまって
カードも作ってしまって
チーズを包装して
ワインを準備して。

その後で起こる心が折れそうな出来事。
本当に辛かった。
もうクリスマスプレゼントは渡せないんじゃないか?
そう思うくらい。

それでもなんとか僕の心は持ち堪え、
その日を迎える事が出来た。

忘年会

僕は幹事だった。
忙しく段取りや仕切りをしていると
ちゆきさんとおしゃべりしている暇なんてない。

彼女は楽しそうに笑っていた。

それだけで僕は満足だった。

二次会のカラオケが終わり23時。
僕が幹事だったからその時間に終わらせる。

そこからはちゆきさんは僕のもの。
ほんの1時間くらいだけど・・・

夜景の見える丘についた。

いつものように話をする。
いつものようにハグをする。
いつものように『キスは出来ない』と言われる。
でも、いつの間にかキスしている。
深く深く・・・

「ちゆきさん?」

『なに?』

「渡したいものがあるっていってたの覚えてる?」

『なにかくれるの?』

「これ・・・」

そういって僕は”先ず”チーズと一枚目のカードを手渡した。

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