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こんにちはポテトです。
本編が滞ったまま今日は外伝を書く事を許してください。
と言っても本編も外伝も僕の気持ち中心ですから
それほどには変わりはないと思うのですが。
彼女がどうして僕といてくれるのか。
そしてどうして二人きりで会ってくれるのか。
キスをしてハグをして抱きしめて。
なんで彼がいる彼女が・・・
その理由は僕にはわからない。
わからないけれど、考える事は出来る。
それが正解かどうかは彼女だけが知っている。
いや、もしかしたら彼女にもわからないのかもしれない。
彼女と出会って6年が経った。
惹かれ始めたのは3年前。
そして1年前に同じバレー部に所属した。
それ以前の学校活動でも仲良く過ごしていたが
やはり、この1年間というのは僕ら二人にとっては
とても大きな意味を持つ1年間だったのかもしれない。
本部とバレー部
その両方で過ごした日々が僕らを近づけた。
僕の気持ちは加速する。
もし、僕の告白が1年前だったらどうだっただろう。
きっと今みたくはなってないような気がする。
教頭よりも先に気持ちを伝えていれば・・・
と、思ったこともあった。
けれど
その事も含めて、過ごした日々も含めて
僕の気持ちは伝わり、今があるんじゃないかな、と思う。
僕はちゆきさんに
「好きだ」
とは言わない。いや、たまには言うけれど
殆どは言わない。
本当はもっと言いたいし、気持ちをぶつけたい。
強く、強く。
けれど、その気持ちはちゆきさんにとって痛いんじゃないかな?
そう思ってしまう。
そう思ってしまったら、言えなくなる。
彼女が痛いと思うだけじゃない。
僕自身もこわいんだ。
気持ちをぶつけるのが・・・
彼女は教頭の話をよくするようになった。
それは本編でも書いた。
僕は大概は黙って聞いている。
その上で思ったことがあれば
ちゆきさんの話が終わった後に少しだけ話す。
『教頭は思いが凄く強い
束縛も凄い
メールも返さないと不機嫌になる
電話も出ないと・・・
出かけると嫌がる』
そんな愚痴を聞いたりする。
教頭が明らかにちゆきさんを愛している
それは間違いない。
けどちゆきさんは?
ちゆきさんの教頭に対する気持ちは
これだけ彼の話を聞いていても聞いたことがない。
『好き』とも『愛してる』とも聞いたことがない。
それは僕への優しさなのか労わりなのか
ちゆきさんに聞いてみたい
「本当に教頭を愛しているの?」
けれどそれは聞くことが出来ない。
なぜなら
その裏側には
「なら、なんでこんなに俺と会っているの?」
という言葉が隠れているから。
この言葉をいつでも彼女にぶつけたい。
けれど、それが出来ない。
そう・・・
この言葉は自分自身にも返ってくる言葉だから。
彼女が僕といてくれる理由
それは僕にはわからない。
簡単に会ってくれる時もあるし、
わがまま言って会ってくれる時もある
会ってくれない時の方が多いし
でも、もう会えないとも言わない
昨日の記事のさくらさんのコメントにもあったけれど、
きっと彼女は「情」が深いんだと思う。
きっとそう・・・
だから僕を突き放しきれない。
僕を突き放したら僕が可哀相・・・
そんな風に思っているのかもしれない。
今まで彼女は年下から言い寄られた事が一度もなかったという。
例え、あったとしても年下は考えられない。そう言っていた。
だから今回、年下の男は僕が初めて。
年下の僕と二人きりで会う
ハグをする、キスをする、抱きしめられる
全部初めて。と言っていた。
そして上の男性からは幾度となく
口説かれ、褒められ、言い寄られてきた のかな?
きっとそうだと思う。彼女はそんなには言わないけれど。
だから僕との関係は彼女にとっても奇跡みたいなもの。
年下と言ってもたった5歳だし僕はそんな事思っていないのだけど、
彼女は年をすごく気にする。
『あきくんみたいな若い人に魅力的だとかキレイだね
って言われて嬉しくないはずないでしょ
好きだって言われて嬉しいよ
でも、あきくんの気持ちが伝われば伝わるほど
あきくんを苦しめてるんじゃないかな?
ってあたしも苦しくなるの』
そんな事を彼女は言っていた。
初めての年下
初めての関係
情けない僕
情けない男を放っておけない彼女
彼女は情が深い
そう僕は感じる
僕の気持ちが真剣であればあるほど
彼女はつらいのかもしれない。
僕の気持ちが伝われば伝わるほど
彼女は僕を突き放しきれないのかもしれない。
それが彼女自身も気付いていないのかもしれないけど
僕といてくれる理由なのかも・・・
思えば教頭も可哀相な環境にある
ちゆきさんは・・・
教頭の事も放っておけないのかもしれない。
今日書いたこの記事に
いくつの正解があるかはわかならい。
もしかしたら全部間違っているかも。
それらを全部ひっくるめて
「お前、それでいいのか?」
と、誰かが問いかける。
誰が問いかけているかは自分でも分かっている。
でも今の僕は
情けないかもしれないけれど
ちゆきさんといる事が全て
だから
一緒にいられる方法がどんなものであろうと
それにしがみつくしかない。
根っこの部分で
僕はちっとも成長していない
表面上は変わったかもしれない。
この先、本当の意味で成長して
本当にいい男になれたら
その時は・・・
その時が・・・
ちゆきさんとの別れになる
そんな気がする。
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次回こそ本編、第九部に入りたいと思います
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