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好きな女性との出会いからの全て
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行き・・・
居酒屋までの道のりがすごく長く感じた。

確実にぎこちなかったことは間違いない。

僕は自分で会わないと決めたのに
それをちゆきさんが打ち破った。

そして思った。

僕はただ二人きりになるのが怖かっただけじゃなかったのか。
二人きりになっていろんな事を拒否されるのが。

行きはその日のバレーの事をしゃべった。
たわいもないことばかり
たった5分間のドライブ

それでも

彼女は笑っていた

ただそれだけで嬉しくなった。
なにかホッとした。
ドキドキしてる自分がいた。

彼女の笑顔は僕にとって最高の薬なのかもしれない。


居酒屋

先に僕が座る

さりげなく彼女は隣に来てくれた。
きっとまた、彼女は何も考えてなかったんだと思う。

些細な事が嬉しい。

小さなテーブルで

伸ばせばどこにいても手が届く

だからどこにいても彼女の顔は見える

そんな小さな世界でも

隣に彼女がいる幸せ

なんだそんなこと?

と、思う人もいるかもしれない。

でも

僕にとっては幸せな事だったんだ。


楽しい時間は早く過ぎる

しかし僕にはさらにドキドキする時間が待っている


帰り

時間も遅い、もう帰らないといけない
お互いに。

いつもなら30分でも2人で話をしてた。
手を繋いで、ハグして、キスをして。

でも今日は違う
いつもとは違う

「少し話しできる?」
そんな事さえも聞けない

僕はなにげなく

そう・・・

なにも考えてなかったと言う事はないと思う。

でもただなんとなく

僕らはあの初めてキスしたグラウンドに来ていた。

彼女もなにもいわずにただいてくれた・・・


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怪我が治るまでちゆきさんと2人で会わない

そう決めてから二週間経っていた。
すでに心は折れそう。

会いたい

会ってギュッってしたい

全治一ヶ月の肉離れ
二週間経っても治る気配はなかった。
痛むのは怪我か心か

会わない、と決めたのに
会いたい、と思う。

そんな僕の心をあっさり打ち破ったのは
他の誰でもない

やっぱりちゆきさんだった



その日
僕はバレーの練習に来ていた。
練習に来ていた、といっても実際にするわけではない。

なんだろ。。
見学?応援?声だし?
とにかく見に行っただけ。

そして二人きりもなにもない
実にあの電話以来ちゆきさんと会った。

ドキドキした

ちゆきさんはいつもとなんにも変わることのない笑顔だった
とても眩しかった。

練習中

僕はその殆どの時間
ちゆきさんを目で追うことに費やしていた。
意思と関係ない
目が追ってしまう。

練習が終わると誰かが
久しぶりに飲みに行こう
と言い出した。

僕らのチームはたまに練習終わりに
軽く、飲みに行ったりしていたんだ。

飲みと言っても、当然飲酒運伝できるはずもないので
乗り合いしたり、車の人は飲まなかったり。

そしてちゆきさんはいう

「あきくん、あたし久しぶりにビール飲みたいから
乗せてってもらっていい?
車一旦置いてくるからさ」

えっ?!

僕は戸惑った
ちゆきさんと二人で会わないと決めたのは僕だ
ちゆきさんに宣言したわけじゃないから
知ってるはずもなかったけれど・・・

結局

僕の車に乗っていくのはちゆきさんだけだった。
飲み会会場までの行き帰り
ざっと往復20分くらいだろうか

その時間

彼女と二人きりになることになる。

そう・・・

あの、バレーの一件以来の事だった


ちゆきさんはきっと何も考えてなかったと思う。
ただ、ビールが飲みたかっただけだと。

けれど

僕にはあの日からの

大きな一歩目だった

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あなたの行動にはいつもドキドキさせられっぱなしだよ

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メールが欲しい

きっと誰かを好きになり
その人との連絡手段がメールを多様してるなら
誰もが同じ事思うだろう。

そういうものじゃないのかな?
少なくても僕はそうだった。

メールが欲しいからメールを書く
こんなメール書いたら笑ってくれるかな?
思いを乗せたら少しは思いが帰って来るかな?

彼女の楽しいメールが好きだった。
バカなメールにおバカに返してくれるのが好きだった。
ちょっとエロカワなメールも。

そんなメールを欲しくてメールを書く



人は夜に思いが募る
そんな気がする

募った思いが加速して
少しでもいいから愛情表現が欲しくて
長く、重く、切ないメールを書いた事もあった。

それも何度も・・・

彼女はどう思っていたんだろう。

メール

それはとても便利なもの
いつでも個人的に連絡が(一方的にだけど)とれて
愛も語れる
ウソもつける

でも

僕らは社会人だ

いつでもメールが出来る環境じゃない

しかも

彼女には家庭もある

教頭もいる

仕事も責任ある立場だし

いつもいつも忙しいといってる

いつも

つかれた、と言っている。


僕はまず

メールを欲しがらない事を決めた。

ちゆきさんには何も言わない。

当たり前のことだったのかもしれないけれど
きっとできる男には当然の事かもしれないけれど

僕はまず、そこから始めた。

メールが来なければ
何度でもメールしてた
一日で何度も

自分が欲しい答えが得られないなら
得られるようにメールしたり聞いたり

そんな自己満足なメールをやめる事にした。
ネガなメールも重いメールも面倒なメールも
やめる事にした

そして・・・

最初は辛かったけれど
次第に慣れていった。

僕のメールはちゆきさんを楽しませるもの
彼女を笑顔にするもの

楽しいメール

面白いメール

笑えるメール

そんな事できるかわからないけど

メールでさえも

彼女を癒してあげたいと思った。

あの日から

少しずつでも僕を思ってくれていた彼女に
何かを返したいと思った。

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少しでも楽になってほしかった

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僕が今までちゆきさんにしてきたこと・・・
振り返るといつも自分勝手なことばかりだった。

初めて手を繋いだ日
本当にドキドキして、嬉しくて。
そこにはちゆきさんが「好き」という気持ちだけで・・・

ただ手を繋ぎたくて
ただ一緒にいたくて
ただ・・・彼女のそばにいたかった。

しかし

教頭の存在に気付きながら心で否定して
聞かなきゃいいのに無理やり関係を聞いた。

そしてその日にキスをかわす

僕の中でこの日からなにかが変わったような気がする。

気持ちを受け入れてもらえたわけじゃない
それはわかっている。
けれど・・・気持ちは受け止めてもらっていたんじゃないかな?
そう感じていた。


人は

なにか満足した時
嬉しかった時
きっと感動するだろう

しかしそれが継続的に続いたら?

きっと何事にも慣れて
次はそれが当たり前だと思うようになる

そこに落とし穴があると思う。

僕は・・・

ちゆきさんに会いたかった
キスしたかった
ハグしたかった
きつく抱きしめたかった
抱きしめて欲しかった
愛撫をしたかった
感じてほしかった

自分が一方的に想い
でもそれを隠し
もう一方では気持ちを抑えきれずに
彼女に色々な事をぶつけていった。

それでも彼女はそんな想いを少しずつ受け止めてくれていた。
家庭も、彼氏もいるのに
僕の事だけ考えられるわけもないのに
僕の気持ちを考えていてくれた。

それなのに僕は

メールをする
忙しくてメールが返ってこない

なんで?と思う

電話をかける
忙しくて電話に出れない

どうして?と思う

もっと会いたい!
でもたまにしか会えないよといわれる

教頭ばかりズルイ!と思う


とても情けない男だけれど
ずっとそう思ってた。
そしてその思いさえも・・・
彼女に投げつけていた。

それが

どれだけちゆきさんを苦しめているかも気付かずに。
僕は本当に自分勝手だった。


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どれほど自分勝手だったのか・・・
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第八部 変化

バレー大会が終わった。
そして日常がまた始まる。

僕はちゆきさんとの電話の後
心に誓った事がある。

僕はバレーの日、あの優勝した日
怪我をしていた。
肉離れ、右太もも。

医者に行くと全治一ヶ月ということだった。
その間運動は禁止
バスケもバレーも禁止

怪我が治るまでちゆきさんと二人で会わない

そう心に誓った。

一ヶ月間運動しないということはここ数年ではないことだった。
それでさえもつらい事だが、果たして本当にちゆきさんと
二人で会わない、なんてこと出来るんだろうか?

僕の心は

耐えられるのか?

ただ、バレー大会での反省から自分に課した罰みたいなものだと思った。

また

ちゆきさんに反発して
電話で仲直りしたとはいえ

僕自身

あの

大会の前の日の密会

心が通じ合ったような気がして

そんな錯覚に陥って

一人で舞い上がって調子に乗って

そしてあんなことになって
ちゆきさんを傷つけた

だからちゆきさんと二人きりになるのが怖かったのかもしれない。

それどころか
もう、ちゆきさんが二人きりで
会ってくれるかどうかという保障さえもないのだ。

だけど僕は
自分で心に誓った。

そしてもう一つ

僕は心に誓う。

ちゆきさんに今までしてきた事

それは・・・

いつも自分勝手でわがままで

自分の事しか考えてなかった

だから

僕は心に誓った

これからはちゆきさんの事を考えよう。
ちゆきさんの気持ちを考えよう。

考えてもわからないことの方が多いけれど
ちゆきさんの心をいたわろう

そう思った。
 

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僕はずっと自分ばかりだったよね・・・  

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