[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
第八部 変化
バレー大会が終わった。
そして日常がまた始まる。
僕はちゆきさんとの電話の後
心に誓った事がある。
僕はバレーの日、あの優勝した日
怪我をしていた。
肉離れ、右太もも。
医者に行くと全治一ヶ月ということだった。
その間運動は禁止
バスケもバレーも禁止
怪我が治るまでちゆきさんと二人で会わない
そう心に誓った。
一ヶ月間運動しないということはここ数年ではないことだった。
それでさえもつらい事だが、果たして本当にちゆきさんと
二人で会わない、なんてこと出来るんだろうか?
僕の心は
耐えられるのか?
ただ、バレー大会での反省から自分に課した罰みたいなものだと思った。
また
ちゆきさんに反発して
電話で仲直りしたとはいえ
僕自身
あの
大会の前の日の密会
心が通じ合ったような気がして
そんな錯覚に陥って
一人で舞い上がって調子に乗って
そしてあんなことになって
ちゆきさんを傷つけた
だからちゆきさんと二人きりになるのが怖かったのかもしれない。
それどころか
もう、ちゆきさんが二人きりで
会ってくれるかどうかという保障さえもないのだ。
だけど僕は
自分で心に誓った。
そしてもう一つ
僕は心に誓う。
ちゆきさんに今までしてきた事
それは・・・
いつも自分勝手でわがままで
自分の事しか考えてなかった
だから
僕は心に誓った
これからはちゆきさんの事を考えよう。
ちゆきさんの気持ちを考えよう。
考えてもわからないことの方が多いけれど
ちゆきさんの心をいたわろう
そう思った。
僕はずっと自分ばかりだったよね・・・
こちらもよろしければクリックご協力くださいにほんブログ村
ランキングはこちらを