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あのバレーの一件以来
初めての2人きりの時間・・・
僕は不安だった。
そして不安を打ち消すかのように
たくさんしゃべった。
どうでもいいような、今じゃ何も覚えていない。
そんな事をたくさん話した。
ちゆきさんは「帰ろ」とは言わない。
僕はこのままずっと2人きりでいたかった。
おしゃべりが途切れたら帰らなきゃいけないような気がしていた。
微かな沈黙があった。
そして・・・
「ちゆきさん・・・あの時は色々ごめんね」
僕は言った。
『ううん・・・あきくん成長するんでしょ?私達一緒に優勝するんだよね?
約束してくれたもんね?』
彼女は明るい声でそう言ってくれた。
「そうだね!」
心が弾んだような気がした。
ちゆきさんが明るく答えてくれるだけで嬉しかった
そして僕は聞く
「ちゆきさん?」
『なに?』
「またこうやって会ってくれる?」
そんな事は聞くもんじゃない。
自分でも分かっている。
でも聞かずにはいられない
『ん。。たまにね』
正面を向いていた僕はちゆきさんに正対した。
彼女をまっすぐに見つめる。
彼女も僕を見ていた。
でもすぐ目を逸らす。
「ハグしていい?」
『ダメ』
彼女はいたずらっぽく言った。
「そっか。。そうだよね(笑)」
僕の乾いた笑いが車の中に響く。
不安が胸を駆け巡り、きっと僕は情けない顔をしてたんだろうな。
もしかしたらちゆきさんは情けない男をほっておけないのかもしれない。
『なにそんなにしょんぼりしてるの?
そんなにあたしとハグしたいの?』
と笑いながら聞いてくる。
どんな表情かはよく見えない。
「そりゃ、あんな事あって、もうちゆきさんと2人で会えないと思ってて、
でも、こうやって2人きりでちゆきさんはいてくれる。。
それが俺にとってどれほど幸せでな事かっていうのは自分でもわかっているんだけど・・・
だけど・・・やっぱりちゆきさんの温もりや香りを感じたい気持ちは消せないよ
でも、ちゆきさんが『ダメ』っていうなら仕方ないよね!」
最後は精一杯明るくいったつもりだった。
『もう・・・ちょっとだけだよ?』
耳と目を疑った。
ちゆきさんは手を広げて、こっちに来ていいよ
と、合図してくれた。
僕は
本当に泣きそうになった。
もう二度とちゆきさんに触れられないんじゃないか?
と、思っていたから。
そしてそのまま
情けないとは思うけれど
ちゆきさんに甘えてギュッと
力強く、彼女を抱きしめたんだ。
『ちょっと・・・あきくん・・・ く、くるしいよ』
「あ。。ご ごめん」
きつく・・・ただきつく抱きしめた。
気持ちが溢れ出る。
僕はそのまま
彼女にキスをしてしまった。
そう・・・
黙ってキスをした。
それは
今までのどのキスとも違う
今までのどのキスよりも感情のこもったキスだった
深いキスじゃなかったけれど
軽いキスでもない。
『あきくん・・・今のキス・・・反則だよ
ルール違反』
彼女はそういった。
「ごめん・・・だめだったよね」
『だめだよ・・・そんなキスしたら』
キスは一人では出来ない。
彼女は少し酔っていたのかもしれない
けれど
なにかを越えたようなキスだった。
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キスって本当に大事ですよね
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どうでもいいような、今じゃ何も覚えていない。
そんな事をたくさん話した。
ちゆきさんは「帰ろ」とは言わない。
僕はこのままずっと2人きりでいたかった。
おしゃべりが途切れたら帰らなきゃいけないような気がしていた。
微かな沈黙があった。
そして・・・
「ちゆきさん・・・あの時は色々ごめんね」
僕は言った。
『ううん・・・あきくん成長するんでしょ?私達一緒に優勝するんだよね?
約束してくれたもんね?』
彼女は明るい声でそう言ってくれた。
「そうだね!」
心が弾んだような気がした。
ちゆきさんが明るく答えてくれるだけで嬉しかった
そして僕は聞く
「ちゆきさん?」
『なに?』
「またこうやって会ってくれる?」
そんな事は聞くもんじゃない。
自分でも分かっている。
でも聞かずにはいられない
『ん。。たまにね』
正面を向いていた僕はちゆきさんに正対した。
彼女をまっすぐに見つめる。
彼女も僕を見ていた。
でもすぐ目を逸らす。
「ハグしていい?」
『ダメ』
彼女はいたずらっぽく言った。
「そっか。。そうだよね(笑)」
僕の乾いた笑いが車の中に響く。
不安が胸を駆け巡り、きっと僕は情けない顔をしてたんだろうな。
もしかしたらちゆきさんは情けない男をほっておけないのかもしれない。
『なにそんなにしょんぼりしてるの?
そんなにあたしとハグしたいの?』
と笑いながら聞いてくる。
どんな表情かはよく見えない。
「そりゃ、あんな事あって、もうちゆきさんと2人で会えないと思ってて、
でも、こうやって2人きりでちゆきさんはいてくれる。。
それが俺にとってどれほど幸せでな事かっていうのは自分でもわかっているんだけど・・・
だけど・・・やっぱりちゆきさんの温もりや香りを感じたい気持ちは消せないよ
でも、ちゆきさんが『ダメ』っていうなら仕方ないよね!」
最後は精一杯明るくいったつもりだった。
『もう・・・ちょっとだけだよ?』
耳と目を疑った。
ちゆきさんは手を広げて、こっちに来ていいよ
と、合図してくれた。
僕は
本当に泣きそうになった。
もう二度とちゆきさんに触れられないんじゃないか?
と、思っていたから。
そしてそのまま
情けないとは思うけれど
ちゆきさんに甘えてギュッと
力強く、彼女を抱きしめたんだ。
『ちょっと・・・あきくん・・・ く、くるしいよ』
「あ。。ご ごめん」
きつく・・・ただきつく抱きしめた。
気持ちが溢れ出る。
僕はそのまま
彼女にキスをしてしまった。
そう・・・
黙ってキスをした。
それは
今までのどのキスとも違う
今までのどのキスよりも感情のこもったキスだった
深いキスじゃなかったけれど
軽いキスでもない。
『あきくん・・・今のキス・・・反則だよ
ルール違反』
彼女はそういった。
「ごめん・・・だめだったよね」
『だめだよ・・・そんなキスしたら』
キスは一人では出来ない。
彼女は少し酔っていたのかもしれない
けれど
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