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好きな女性との出会いからの全て
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不安を胸にしまいこみつつもその疑念は次第に大きくなってゆく。

しかし、それよりも彼女とのメールや大会の打上げ、
慰労会などの楽しさが何よりも勝っていて、
その感情はうすまってゆく。

それに、彼が彼女の事を好きだとして、また、彼女も彼を好きだとしても
まさかつき合っているとは思ってもみなかった。
彼女は以前から「自分は年上じゃなきゃダメ」といっていて、
それが僕への牽制なのかどうかのかわからなかったが、
僕自身それでブレーキがかかったことは事実だ。

現に彼は彼女よりも年上だし、経済力もある。
きっと包容力もあるのかもしれない。
パッと見たとき、そして3年間彼女の傍にいて
彼は彼女のタイプなんだろうな・・・とおもった。

そしてバレー大会後、反省会兼飲み会が開かれる。
一次会は参加者全員がほぼ来るので大勢だ。
しかし二次会からは少数。

本部役員と一部の先生方、そして僅かな保護者達。
確か12~3人だったとおもう。
スナックのカラオケに行った。

一次会から二次会まで僕はずっと彼女の傍ではしゃいでいた。
彼女も一緒に笑ってくれて本当に幸せな時間が流れる。

しかし、ふと目を離し僕が他の誰かといると二人は一緒にいた。


…いつもだ。
いつも、いつでも二人でいる。

飲み会だけではない。学校の会合、会議、子供達の行事。
ふと気がつくと二人きりでなにか話をしている。

僕の胸はその度にざわついていた。




ある日、本部役員と先生方の飲み会があった。

僕はその日用事があり、その飲み会に1時間程遅れて行った。

彼女に会える!そして一緒にいられる。
そう思ったらワクワクしてきたけれど、また例の不安が胸をよぎる。

そこで僕は一つの自分ルールを設定した。

『もし、今から飲み会の会場にいって、彼と彼女が隣同士に座っていたら、2人は両思い』

会場につき、ドキドキしながら、居酒屋の扉をくぐる。
店の人に案内され部屋にたどりつく。














やっぱりな…
ぼくはそう思った。

当たって欲しくなかった思いは見事に的中し、
二人は隣同士で座っていた。
不安は更に大きくなる。

居酒屋を出て、二次会へ向かう途中、
僕は彼とたまたま二人きりになった。
次の会場まで歩いていく事になったから。

そこで僕は彼に聞いた…

つづく

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