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会場入りして準備を整えて静かにストレッチを始めた。
ゆっくりじっくり試合へむけて心も整えていく。
あのPTAの時とは違う。
ちゆきさんと同じチーム。
敵じゃない仲間として本大会を目指す。
あの時僕はただ勝ちたくて
馬鹿にされたのを見返したくて
相手をリスペクトすることなどなく
傲慢に試合をしていたと思う。
この日は違う
純粋にちゆきさんのためチームのため
そして自分のために
相手への尊敬、尊厳を忘れないように
楽しく厳しく試合をしようと思った。
____
僕らの試合時間がやってきた。
いよいよ試合が始まった。
僕のサーブから
『あきくん、今日はお疲れ様・・・
あきくんが今日一番頑張ってたからね』
「そうかな?」
『そうでしょ。凄かったよ』
「ありがと・・・」
全てが終わって夜
僕らは密会をしていた。
本当に疲れていた
心も体も。全て
密会の数時間前
僕らの緒戦
相手は優勝候補NO.1
セットカウントは1-1
実はこのチームとは春にも対戦していた。
その時はセットカウント0-2で完敗
点数も2セットで10点程度奪えただけだったと思う。
そしてその日は奇しくも
僕がちゆきさんと本当の出会いをした日だった。
その日ちゆきさんと出会い
密会を重ね
PTAを経て
僕は少しでも成長できたのか
15点マッチ
デュースはない。
勝負の第三セット
会場の誰もが僕らの負けを予想していただろう。
僕らのチームメイトを除いて。
いや、もしかしたらチームメイトさえも勝てると
信じていなかったのかもしれない。
優勝チームは実に3年間
町の大会では負けたことがなかった。
ただ一度さえも。
勝負は一進一退を繰り返した。
僕は苦しくなったら掌を見た
そして『決』の文字を握り締めた。
スコアは14-14
次の1点を取ったほうが勝つ。
長い長いラリーが続いた。
絶対に負けない
無心でボールを拾い
ブロックに飛んで
そしてアタックを打ち続けた。
ラリーは終わらない。
その試合の一番長いラリーに。
ちゆきさんを見た
すごくすごく
今までにないほど美しい姿で
トスを上げてくれていた。
美しいトスが何度も上がる。
僕はそれを力いっぱい打つ。
相手のレシーブが乱れた。
トスが流れる
ネット際にボールが上がった。
相手のアタッカーが飛んだ
僕も跳んだ。
力いっぱいのアタックが来る。
ボールしか見えない
本当にボールがゆっくりとみえた。
飛んできたボールへ手を差し伸べた。
ボールは僕の掌にあたる
ゆっくりと
そして・・・
そのボールは相手のコートに落ちた。
ワーー!!
歓声が聞こえたような気がした。
勝った。
次の瞬間みんなにもみくちゃにされた。
僕らは勝った。
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ゆっくりじっくり試合へむけて心も整えていく。
あのPTAの時とは違う。
ちゆきさんと同じチーム。
敵じゃない仲間として本大会を目指す。
あの時僕はただ勝ちたくて
馬鹿にされたのを見返したくて
相手をリスペクトすることなどなく
傲慢に試合をしていたと思う。
この日は違う
純粋にちゆきさんのためチームのため
そして自分のために
相手への尊敬、尊厳を忘れないように
楽しく厳しく試合をしようと思った。
____
僕らの試合時間がやってきた。
いよいよ試合が始まった。
僕のサーブから
『あきくん、今日はお疲れ様・・・
あきくんが今日一番頑張ってたからね』
「そうかな?」
『そうでしょ。凄かったよ』
「ありがと・・・」
全てが終わって夜
僕らは密会をしていた。
本当に疲れていた
心も体も。全て
密会の数時間前
僕らの緒戦
相手は優勝候補NO.1
セットカウントは1-1
実はこのチームとは春にも対戦していた。
その時はセットカウント0-2で完敗
点数も2セットで10点程度奪えただけだったと思う。
そしてその日は奇しくも
僕がちゆきさんと本当の出会いをした日だった。
その日ちゆきさんと出会い
密会を重ね
PTAを経て
僕は少しでも成長できたのか
15点マッチ
デュースはない。
勝負の第三セット
会場の誰もが僕らの負けを予想していただろう。
僕らのチームメイトを除いて。
いや、もしかしたらチームメイトさえも勝てると
信じていなかったのかもしれない。
優勝チームは実に3年間
町の大会では負けたことがなかった。
ただ一度さえも。
勝負は一進一退を繰り返した。
僕は苦しくなったら掌を見た
そして『決』の文字を握り締めた。
スコアは14-14
次の1点を取ったほうが勝つ。
長い長いラリーが続いた。
絶対に負けない
無心でボールを拾い
ブロックに飛んで
そしてアタックを打ち続けた。
ラリーは終わらない。
その試合の一番長いラリーに。
ちゆきさんを見た
すごくすごく
今までにないほど美しい姿で
トスを上げてくれていた。
美しいトスが何度も上がる。
僕はそれを力いっぱい打つ。
相手のレシーブが乱れた。
トスが流れる
ネット際にボールが上がった。
相手のアタッカーが飛んだ
僕も跳んだ。
力いっぱいのアタックが来る。
ボールしか見えない
本当にボールがゆっくりとみえた。
飛んできたボールへ手を差し伸べた。
ボールは僕の掌にあたる
ゆっくりと
そして・・・
そのボールは相手のコートに落ちた。
ワーー!!
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勝った。
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