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好きな女性との出会いからの全て
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いよいよ? 第3部に入りますが、ここから登場人物が増えてきて、
一人称だと分かりにくくなってくると思います。

そこで、ブログの方針で固有名詞は出さないつもりでしたが、
仮名で名前をつけたいとおもいます。

登場人物 2

僕= あき あきくん

この物語の主人公

彼女=ちゆき ちゆきさん

この物語のヒロイン
2人のプロフはこちら

ここから新登場人物です

教頭

僕の子供が通っている小学生の教頭
彼女が付き合っている彼

47歳 身長180cm 体重65kgAB型
男の俺が見てもイイ男
正義感が強いが子供っぽさの残る部分もあり負けず嫌い!

ちゆきさんにゾッコン
妻子あり 子供3人
夫婦仲は崩壊状態
奥さんにも彼氏がいるらしい


りょーこさん


りょーちゃん  りょーこさん

ちゆきさんの友達  同級生
40歳 身長156cm  体重?kg A型
 お笑い好き
優しくて面白くてキレイな人
家庭円満で子供は2人

まだ出てくる可能性もありますが、
とりあえずはこの4人で物語を綴っていきたいと思います。
新たな登場人物が出てくる場合はまた紹介します。

そしてここからが少し重要というかなんというか…
第三部から少し表現が大人向けになる可能性があります。

大人の恋愛でもあるので。
あまり直接的な表現は避けたいと思いますが、
それでもこのブログを読んで不快に思われる方がいましたら、
この場を借りてお詫びしたいと思います。
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キスをもらった日、そして僕が彼女に初めて
キスした日から数日が経っていた。

キスをしたその夜はなんだか夢の中にいるようで、ふわふわしていた。
しかしその数日間、僕はあることに悩まされる事になる。


彼女はなぜ僕にキスをくれたのか…


彼女には僕以外につき合っている人がいる。
簡単にいえば深い仲だ。
僕はその隙間に入り込んだのだろうか?

彼女はずっと年下には興味がないと言い続けていた。
僕も年下だ…

そのせいで、何度も彼女から遠ざかったような3年間だった。
仲良くなって、メールで言い寄って、でもおちゃらけてごまかして。
ずっと好きだったのに、姉貴みたいな感じと。

そんな彼女。
彼女の名誉のためにいっておくが、
彼女は誰彼構わずついていくような女性ではない。

だからこそ不思議だった。
なぜ、僕にキスをくれたのか。

出会って6年、惹かれて3年…
そして僕の気持ちを告白して、手を繋いでから
僅か数日でキスを交わしてしまった。

こんなことってあるんだろうか?

悩んだ挙句に僕は彼女についに聞いた。

『あのとき、どうしてキスしてくれたの?』と。

彼女の答えはこうだ。

『わからない。わからないけど、あの時キスしたくなったの』

彼女にも分からなかったようだ。
それなら僕にもわかるはずがない…

それでも僕は嬉しかった。
キスをしたくなってくれたことだけで嬉しかった。

そして、ここから僕達の奇妙な関係が始まることとなる。

  第二部  完
2時間くらい車の中にいただろうか…
彼の話を聞いた後もぎりぎりのところで平然を装い、話を続けていた。

鼓動は速くなるばかりだ

僕の話がぎこちなくなってゆく…
彼女もなにかを感じたのかもしれない。


それでも、僕の気持ちは彼の話を聞いても変わらなかった。
例え、彼女の気持ちが僕に向いていなくとも、
こうやって車の中で二人きりでいてくれる…
そしてこの時も手を繋ぎ続けていた。


それだけで十分なはずだった…


話がいつの間にかキスの話になっていた。
なぜそんな話になったのか。よく覚えていない。



僕は逆光でよく見えない彼女の顔さえまともに見る事ができない。



……ふと、彼女を見ると彼女はイタズラ顔で僕をみつめていた。


やばい…すごく かわいい……


頭の中はキスでいっぱいになっていた。
暗がりの中、車の中で二人きり…
キスの話をしていて僕をみつめてくる彼女。


キスしてもいいのか?


そう思った。


けど出来るはずがない。
手を繋ぐだけで3年もかかったのに…


僕は再び彼女の顔を見れないでいた。















長い沈黙の後、突然彼女は僕の頬にそっとキスをくれた。
驚いた僕は彼女の顔をみる。



キスをもらった僕の気持ちは複雑だった。

頬へのキス…

こんなに近くにいるのに…
抱きしめる事ができる程近くにいるのに…


それが僕と彼女との距離なんだ…
と思った。

今思えばきっと彼女はそんな僕の心を読み取ったのかもしれない。
次の瞬間、彼女は再びそっとキスした…
そう…今度は僕のくちびるに…



うれしさとなさけなさが混ざったようなキスだった。
でも、その瞬間、僕の彼女に対する気持ちは溢れ出たんだ。
僕は彼女に近づき、そっと抱きしめ、そしてキスをした…



彼女は今までのどの瞬間よりもキレイでそして可愛いかった。



僕らの関係を説明できる人はいないだろう。 
僕自身も、きっと彼女も掴みきれないでいると思う。

でもそれでいいんじゃないかな。と思う。

彼女の笑顔が好きだ
彼女の優しさが好きだ
キスの顔が好きだ
いつも照れるところが好きだ


人懐こくてふわふわしていて、やきもちを妬く事もあるけれど、僕の気持ちに変わりはない。


僕はあなたが好きです。
たとえあなたが他の誰とつき合っていようとも…

第二部 キス

初めて手を繋いだ日、僕の思いは彼女に伝わった。
僕らは出会えた。

あの日から毎日ドキドキして、メールしたくて、
メール欲しくて気持ちが加速してゆく。
だが抑えなければならない。
僕にも彼女にも家庭がある。


初めて手を繋いだ数日後、
バレーの練習の時に2人同時に納得いかない事が起きた。
練習中に愚痴を言えるはずもなく、練習後僕は彼女に電話をした。
電話で簡単に済む話だったが、帰る方向が同じだった僕らは路肩に車を停め、
車の中で話をする事にした。

数日前、手を繋いだ事が甦る。
ドキドキが止まらない。
彼女はこの場所は目立つから別な場所へ行こうと言った。
人が来なそうな近くのグラウンドに車を停めた。

彼女の顔はグラウンドのライトの逆光で良く見えなかった。
でもそれでよかった…
だってもし良く見えたなら・・・

きっとその可愛さに自分を押さえられなかっただろうから。



愚痴の話も終わったのに僕らは帰らない。



そして僕は一番気になる事を聞いた。



あの気になっていた男性と付き合っているのか?と。
そして僕は彼女の告白を聞くこととなる。













長い沈黙の後、彼女はゆっくり首を縦にふった…


いや、気付いてはいたんだ。
分かってはいた。
でもやっぱりショックだった。

それでも僕は彼女の笑顔が一番好きだ。
彼女を困らせたくはない。
精一杯の強がりをみせて
精一杯平気な振りをした。


…でもきっとあなたには伝わっていたよね。

ごめんね

それでもいつも優しくしてくれてありがとう。
バレーチームに入り一年が経とうとしている。
その間彼女と過ごす時間は全て、僕にとって幸せな時間だった。

学校の行事、役員会議、バレーの大会、
バレー仲間や本部メンバーとの飲み会、
泊まりに行った事もあったなぁ…
バレーのみんなとだったけどね。

泊まりの時、彼女はサラっと僕にこう言った。

『マッサージしてね』

きっと彼女は僕がどれだけドキドキしていたか知らないだろう。
男として見られてなかっただけなのかもしれない。

そうやって僕は彼女の側にたくさんいる事ができた。
 また、いられる様にがんばったつもりだ。

その甲斐もあってかこの頃には彼女も大分心を開いていてくれていた。

メールもたくさんした。
なにかイベントがあれば送り迎えもする。
どこかに行った帰り、車で2人きりになった時、
いつもドキドキしていた。

彼女と手を繋ぎたい
キスをしたい
抱きしめたかった。

でも今の関係を壊したくない。
勇気が出るはずもない。
嫌われたくない…


ある日バレーの慰労会でカラオケに行った。
その日彼女はいつもに増して可愛く、
みんなに愛嬌を振り撒いていた。
でも僕のところには来ない…
なんだか切なくて寂しくて。

カラオケの喧騒が耳に障っていた。

僕はその日今までで一番やきもちを妬いたと思う。
この時改めて、やっぱり僕は彼女の事が好きなんだと心で理解した。


帰り道、僕らは車の中で二人きりになった。
時間は5分位だったと思う。
その時の事は今でもはっきり覚えているが
今までにない程ドキドキして、
そのまま心臓の音が聞こえるんじゃないかと思った。

そして僕は勇気を振り絞って彼女に言った。

『手を繋いでもいいですか?』

すると彼女は優しく…

『いいよ』

と言ってそっと手を差し延べてくれた。


彼女の手は冷たかったような、暖かかったような。
それがわからない程緊張していた。

ただ一つ言える事はこの瞬間が永遠に続けばいいのに…

そう思った。

それほど僕にとっては幸せな時間だった。


初めて出会ってから6年…

僕らはやっと本当の意味で出会えたのかもしれない。

第一部   完   
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