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好きな女性との出会いからの全て
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僕は手紙を書いた。
そう・・・ちゆきさんと会うために
そしてもしかしたら会ってもらうために。

最初は餞別だけでもいいかな?と思ったりした。
だけどそれじゃあちゆきさんの心には届かないと思った。
しかも餞別といっても現金を渡したんじゃ
帰って恩着せがましいし迷惑じゃないかな?と思った。

それでも

始まりはそんな思惑だったけれど
次第に手紙を渡したい重みが増してきた。
手紙を書く前にどんな手紙を書くか想像する。
妄想する。そして若い頃、まだ携帯もない頃を
思い出していた。

楽しくなってくる自分がいた。
と、同時に何か手紙に添えられないか?
と、考え始めていた。

手紙と一緒に何かを贈る。
こういうとき、ワクワクしませんか?
僕はワクワクしていた。

なにを添えたら・・・
なにを贈ったならちゆきさんが喜んでくれるか。
でもしかしそれは、ちゆきさんの負担になってはいけない。
餞別を贈る事によって、お土産がもらえるかもしれない。
そんな厭らしい計算はあった。

でも、単純に手紙を何かを贈る
それだけを考えたとき
僕は純粋にその事自体を楽しんでいた。

まず下書きをした。文章を考える。
重い手紙にならないよう、それでいてちょっと甘えるように。
同時進行でなにを添えるか考える。

サラリと贈れるものがイイ

結局この間当たったクオカードを
贈る事ににした。非売品
それから遊び心で500円玉を紙にくるんで
手紙と一緒に入れた。

手紙は2度ほど書き直し
そして書きあがった。



ちゆきさん、いつもいつも色々ありがとう。
俺、ちゆさんといると楽しくて楽しくて。
バレーの時も、飲み会の時も、車のなかでも♪
 
いつも優しくしてくれてありがとう。
いつもトス上げてくれてありがとう。
いつもわがまま聞いてくれてありがとう。
たくさんの幸せをありがとう。

色々考えた結果、こんな手紙とかになってしまって
かえって迷惑だったかな?
10何年ぶりに手書きの手紙書いたよ(笑)
意気揚々と書いてたけど、迷惑だったらごめんね。
読んだら捨てちゃって。
 
プレゼントはこの間当たったカードと雀の涙程の餞別です。
もっとドカーンとあげたいんだけど
それもちゆきさんの負担になるなか?
とか勝手に考えたりしてね(汗;)
旅行先で使ってやって♪

あーそれからこれはマジな話なんだけど!
お土産はいいからね!気にしないで。

 それよりも時間と心が許すなら
なーんでもいいから旅行先からメール欲しいかも♪
無理なら無理でいいからね。

ほんじゃ旅行、アバンチュールとリフレッシュ!
楽しんで来てねー♪


あきより


この手紙を読んでちゆきさんは何を感じるんだろう?
何を感じてくれるんだろう?
そう思いながらちゆきさんにメールを打つ。

旅行の3日前
バレーの練習日・・・

「今日の練習の前か後
渡したいものがあるから
ちょっとだけでも会える?」

果たしてちゆきさんからの返事は・・・


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こんにちはポテトです。
先日のさくらさんコメントで「優しさは武器」と
言われたのでそれについて、1本書いてみようと思います。

僕はいままでそんなに多くの女性と付き合ってきたわけではない。
色んな女性と知り合うチャンスは多いけれど。
そんな今までの人生を振り返ると
いつでも「あきくんは優しいね」といわれていたような気がする。

だからといってモテるわけではない。

優しいってなんだろう?と考えてみる。
きっと相手の事を思いやる事なんじゃないかな。と思う。
人と人が付き合う時
それが男だろうが女だろうが
必ず相手がいるわけで・・・
自分の感情もあるけれど相手の感情も当たり前のようにある。

面白くない事やムカつく事
嬉しい事や幸せな事

きっといろんな事があるだろう。

そして人と人が付き合う時に
相手の事を思いやる事が出来たなら

きっと全員を思いやる事は難しいと思う。

けれどもしそれが出来たのなら
みんなに優しくなれると思う。

でも誰にでも出来る優しさって・・・

自分だけに
自分のためだけに欲しい優しさもあるだろう。

世界中の全員が敵になっても僕だけは君の味方だよ
ってやつ・・・

それは愛情だと思う。

実際に僕だって誰にでも優しいわけではない。
キライな人や苦手な人だってたくさんいる。
というより、僕は本当に優しいのか?

ただ臆病者なだけかもしれないのに・・・

ちゆきさん相手にしても
抱きしめたくても嫌がられたら?と思う
キスしたくてももう会えないよ?と言われそう
愛撫したくてもちゆきさんの感情を思ってしまう

だから途中で手が止まってしまうのかも。

確かに

僕はこの5ヶ月で変わったと思う。
最初は求めて傷つけて攻撃的で
ちゆきさんを困らせてばかりいた。

でも、それじゃダメだと思って
どうしたらちゆきさんを癒せるか
どうしたらちゆきさんの笑顔が見れるか

その上で僕は一緒にいたくて
そんな事ばかり考えるようになっていた。

そしたらちゆきさんは
僕を空気のように思ったのか
いるかわからないけれどいないと大変

そう思われる事は嬉しいと同時にツライ
けどやっぱり自分の事よりもちゆきさんの事を考えてしまう。

多少の無理は承知だ。
そこから更に成長できたなら良いな、と思う。

なにか・・・話がまとまらなくなってしまったな・・・
見切り発車で書いてしまったような記事に・・・
なんかスミマセン

でもさくらんのコメント

「いい人と優しい人は違う」

この言葉は僕に勇気をくれました。
ありがとうございます。

だけど
僕は決して強い人間なんかじゃないです。
弱くて情けなくて臆病者で。

でもちゆきさんを思う気持ちは・・・
好きだという感情じゃなく、思いやる気持ちだけは
教頭にだって負けてないつもりです。
というよりも誰にも負けないつもりです。
ちゆきさんが旅行に行くと言った。
お土産よろしく♪なんてふざける。
 
今回は教頭とじゃなく仲のいい友達で行くみたい。
男性がいるかは教えてもらえなかった。
教えてくれないって事はきっといるんだろうと思った。

教頭には内緒で僕には教えてくれた。
それだけでも嬉しかった。

この頃になると教頭の束縛はより一層強くなっていたそうだ。
飲み会はもちろん、バレーの大会や仕事仲間との食事会にまで嫌な顔をし、
ちゆきさんは何も言えなくなっていた。
以前は僕との飲み会もなんでも話していたのに、
何も話せなくなっていた。

ちゆきさんは
『きらいじゃないの、きらいじゃ…
ただ束縛がね思いが強すぎてたまに怖くなるときもあるんだ』

なんて嘯く。

僕は思う。
本当に教頭の事好きなの?と。

好きだ好きだと言われて、
離れられなくなってるんじゃないの?と。
でもそれはただのヤキモチなのかもしれない。

ちゆきさんの魅力は誰にも縛られない
自由さと愛くるしさにあると思う。
だからこそ、みんなに好かれ、
だからこそ僕もたくさんヤキモチを妬くけれど、
そんなちゆきさんがまた、大好きなんだよな。

教頭はちゆきさんを自分一人だけのものにしたい。そう思う。
そんな事したらちゆきさんの魅力が半減するってわからないのかな?

気持ちはわからないでもないけどさ。
そういう僕もちゆきさんを僕だけのものにしたいと
願わないわけじゃない。
けれどまた、そこまで踏み込めないのも事実なんだ。

きっと教頭は自分の気持ちしか見えてないんだとおもう。
ちゆきさんの気持ちはお構いなし。

知らないけど、メールも電話も、デートもセックスも…

僕も人の事言えないか…

旅行に行くちゆきさん。
教頭に言えない旅行に…

そんなちゆきさんに僕は手紙を書いた。
メールじゃない。

手書きの手紙だ。

メールじゃ伝わらないような気がした。
手紙ならもっと伝わるような気がした。

また・・・

手紙を・・・いや・・・
「渡したいものがある」と言って
もしかしたら会えるかもしれない
そうも思っていた。

僕は

十数年ぶりに手紙を書いた。

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僕は僕自身が大好きだ!
そんな事は思えない。
もしそういう風に思える人がいたなら
とてもうらやましく思う。

僕はどちらかというと計算で動くタイプだ。
ちゆきさんはその真逆。
そう、なんだ?天然?(笑)

だからこその魅力だと思うし、
老若男女みんなに好かれているんじゃないかな。

ずっと

ずっと

ずっとちゆきさんと一緒にいたくて
僕は飲み会の幹事をしてきた。
デートは出来ない。
だからバレーの帰りか飲み会の帰りでしか会えない。

なのに飲み会の約束を出来ずにいた。

そう・・・
あの
健康ランドから一度も出かける約束を出来ずに・・・
誘いは何度もした。
けれどもちゆきさんは忙しいといって応じてくれない。

よくよく話を聞くと本当に忙しかったみたい。
健康ランドに行った週の次の週その次の週も用事があった。

最初の週は泊まり
その次の週は飲み会だった。

泊まり?!と聞いてまた
嫌な予感がした。

恐る恐る聞いてみる。
「だ、誰と行くの?また・・・教頭?」

『ううん。教頭とじゃないよ、友達とだよ。』

「友達って?」

『んー言ってもわからないよ(笑)』

「そ、そっか~」

そこで僕はもう考え始めている。
自分でも嫌になるけど考えてしまう。

「じゃあ飲み会のその次の週なら飲み会行ける?」

『う~んわからないな』

「んじゃ、調整してみるから。また連絡するね。」

3週間も会えないなんて嫌だ!
そう思った僕は計算し始める。
旅行に行くと言ったちゆきさん。

もしかしてちゆきさんがお土産買ってきてくれるかも?
そしたらその時、そのお土産を渡すときに会えるかもしれない。
だけど、そんな事はなんの保障もない。
どうしたら会える? どうしたら・・・

お土産が欲しいわけじゃない。
ただ、ちゆきさんに会いたいだけ。

「旅行行くって教頭は知ってるの?」

『そんなの言えるわけないでしょ(笑)』

「そうなの?(笑)」

「お土産よろしくね♪」

そうおどけてみせた。

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こんにちはポテトです。
ちゆきさんと特別な関係になって5ヶ月が経ちました。
この5ヶ月間、今思うと僕らはずっと同じ事を
繰り返して来た様な気がします。
最初にキスしてから(キスをもらってから)
もっともっと好きになってしまって、密会を重ね
少しずつ少しずつエスカレートして行きました。

そしてその度に後悔して不安になって
でも会う度にその思いは止められなくて。
可愛くてキレイで僕にとってはかけがえのない
そんな存在のちゆきさん

そんな人が目の前にいるのだから
男としたら当たり前の事かもしれません。

思いをぶつけてかわされて甘えて慰めて
抱きしめて愛撫して突き放されて
また抱きしめて・・・
どんなに深いキスをしようとも
埋まる事のなかった僕の心。

自分に自信がない、
という事は何度も語ってきましたが
それはもしかしたら体を重ね合わせても
変わる事がなにのかもしれません。

それでも

ちゆきさんは今のところ、僕と一緒にいてくれます。
ちゆきさんの望む男になりたいわけではないけど、
ちゆきさんを癒せる男にはなりたい。
都合のいい男にはなりたくないけど
ちゆきさんの笑顔を傍で見ていたい。

その笑顔の源が僕だったなら
本当に僕は幸せです。


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次回より第十二部が始まります。
皆様のおかげでランキングも順位を上げていっています。
本当にありがとうございます。

正直にいうとここまで読んでくださる方がいる
というのに驚きを隠せませんが、
同時にとても嬉しく思います。

引き続き応援していただけれるととても励みになります。

この思いをもう少しのみなさんに知ってもらいたい・・・
これからもよろしくお願いします<(_ _)>


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