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好きな女性との出会いからの全て
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彼女からの返信はしばらくたってからやってきた。
もしかしたら色々考えさせてしまったかな?
そんな事を思っていた。

着信音が響く。
ちゆきさんからだ。
メールを開き、ざっと読むまで不安で仕方がない。
この日のメールだけじゃない。
彼女からのメールを開くとき
僕はいつだって不安だった。


長~~~~~いメールありがとう

凄く嬉しかった なんか ありがとう
これからもバレー いろんなこと
一緒に楽しくしようね

好きなことに なんでなんてないね
教頭より好きな人 現れる事はあると思うし
そんな人から好きって言われたら
自分も好きになるね

教頭のことは好きだけど
一緒に暮らしたいなんて
本気な好きとは違うけど
一匹狼だから 私がいないと
駄目なのかなって思ってるの

あきくんは真っすぐでストレートで
楽しくて・・・
私ね あきくんみたいな人が夫だったら
楽しい家庭だろうなって思ってみたりしてたよ(笑)
年下って自分に言い聞かせてさ
でも 奥様を大事にして子供達と
楽しく遊んでるあきくんのこと 好きだよ

今はいい仲間って 
私は教頭と付き合ってるの・・・
親友ならもっといいかな

好きでいてくれることは 素直に受け取ります

ありがとう

いつかバレーで優勝しようね!
そしたらデートしましょ 
約束します♪




このメールを受け取ったとき素直に嬉しかった。
複雑な思いもあったけれど嬉しい気持ちが勝っていた。

僕がもし旦那だったら楽しそう

実はこの台詞・・・
前にも言われた事があった。
告白する1年位前かな。
僕とちゆきさんが仲良くなり始めた頃
教頭と付き合いだした頃だったと思う。

僕といたら楽しい

そう思ってくれるだけで僕は幸せじゃないか。
他になにがいるっていうの?
ちゆきさんは僕の気持ちを受け取ってくれている。
解ってくれている。
それだけで十分じゃないの?

そんな問いかけを自分自身にする。



教頭より好きな人 現れる事はあると思うし
そんな人から好きって言われたら
自分も好きになるね


この一文・・・
僕は教頭よりも好きな人として
ちゆきさんの前には立てなかった
僕がいくら愛を語ろうと
ちゆきさんの魅力を語ろうと

僕を好きになることはないのかな・・・

そう思わせた。

きっとちゆきさんはそこまで考えて
書いたモノだとは思わない。
けれど、やっぱり潜在的には
そう思っているに違いないんだろう。

明るくて真っすぐでストレートで
好きだけど、やっぱり仲間
友達・・・親友・・・
そんな存在なのかな、僕は。

僕はちゆきさんの傍にいることが出来るのか。
そしてちゆきさんにとって少しでも特別な存在なのか。
もしそれが出来て、そう思ってもらっているのなら

僕はこれ以上なにも望んではいけないのかもしれない。


第十二部 手紙 完


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僕はちゆきさんにメールをする。
時間はどのくらいかかっただろうか・・・
人生で一番長いメールになった。


今日これから書く事はもしかしたらちゆきさんを
傷つけてしまうかもしれない。
それは僕の望む事じゃない。
傷つけないようにメールをするのは簡単。
自分の気持ちを偽ればイイ。
今までもそうしてきた訳じゃないよ。
けど、全てをぶつけてきた訳でもない。

だけど今日だけは俺の感じている事を
なるべく素直にそのまま書きたいと思う。
でも始めから計算して書くつもりもないし、
つらつらと感じたままに書く事になりそうだから
どうなるかは俺自信にもわからない。

もしもたくさんちゆきさんを傷つけてしまったらごめんね。
送る前に何度も添削はするつもりだから(笑)

俺が何故あなたを好きなのか?
しかも愛している奥さんがいるのに・・・

俺はちゆきさんが好き。
それに理由なんているのかな?
ちゆきさんは旦那が嫌いで教頭と付き合ってて、
教頭は奥さんが嫌いでちゆきさんを愛している。

けど、そこに違いはないと思うんだよ。
誰が嫌いで誰かを好きでとかさ。

『好き』という感情は誰にでも突然訪れるモノだし、
簡単にコントロール出来るモノじゃない。
そりゃ、色々な立場とか環境で好きにならないように
ブレーキをかける事は頻繁にあるだろうし、
誰もがしてると思うんだ。

それを超越してしまった時、
『好き』になってしまうのかもしれない。
他には言い寄られてとか、ドキドキしてとか、
たくさん『好き』になる理由はあるとは思うけど、
大概は『好き』になるのに理由なんてないんだよ。

でもね、『好きになったらダメ』とか『ブレーキをかけなきゃ』
っていうのはもう『好き』になってるのと同じだと思うんだ。

俺の場合はさ、やっぱりちゆきさんと
バレーした事が一番大きかったかな。
これは前にも言ったと思うんだけど
あなたの周りにはいつも笑顔がたくさんあった。
誰もが笑顔で楽しそうで。
俺もあなたといると楽しかった。いつも。

あの、
準優勝した時、あなたと初めてセッターを組んで
たくさん話をして、楽しくて嬉しくて
一緒にいる事が幸せで。

『年下は無理だから』とか言われて
好きになったらいけないなんて俺も思ったよ。
思ったけどその時はもう、好きだったんだよね。

そこには奥さんがどうとか一切関係なく、
ただちゆきさんが好きな俺がいるだけだった。

男の人はみんなそうなの?

って聞くけど、そこに男も女もないと思う。
ちゆきさんだって教頭より好きな人が
現れないなんてわからないでしょ?

その好きな人なってしまった人が
もしちゆきさんの事『好きなんだ』
って言ったらどうする?
教頭の事愛していたって
他の誰かを好きになる可能性が
ちゆきさんにだって絶対ないとは
言い切れないでしょ?

確かに俺はずるいかもしれない。
俺には帰る場所がある。
ちゆきさんや教頭と立場が違うかもしれない。

けど

好きな気持ちは誰にもとめられはしないし、
人を想う事は自由なんだよ。
それを伝えてしまう事はまた別問題だけどね。

俺は幸せな事にちゆきさんに気持ちを伝える事ができた。
そうのせいでちゆきさんをたくさん苦しめたのならごめんね。
でも俺はたくさんの幸せをあなたからもらったよ。
ありがとね。

世の中には気持ちを伝えたくても、
それさえも出来ない人がたくさんいるのにね。

俺がちゆきさんを好きになって
自分の行動に自分でも驚いたけど、
後悔してない事が二つある。

一つはバレー部に入った事。
バレーが上手くなりたかったっていうのもあったけど、
ただ、ちゆきsんを追いかけていった
ちゆきさんとバレーがしたかった、
ちゆきさんともっと一緒にいたかった。
それが一番の理由

二つ目はちゆきさんに
『手を繋いでもいいですか?』と言った事。
あの時のドキドキはきっといつまでも色褪せることなく、
それどころか、いい思い出になって
いつまでも忘れないと思う。

気持ち・・・受け取ってくれてありがとう♪
本当に感謝してる。

気持ちを伝えた後、ちゆきさんを好きな気持ちが
加速したのはいうまでもない。

教頭の話を聞いてよく、
『あきくん嫌じゃないの?』
って言われてたけど、
そんなの嫌じゃないわけない。
嫌じゃなかったら
ちゆきさんの事好きじゃないのと一緒だよね。

けどね

そうする事でちゆきさん、
あなたの傍にいられるなら・・・
いることが出来るのなら・・・
そう思って俺が選んだ道なんだよ。
だからちゆきさんは何も悪くないんだからね。

あなたの傍にただいることが出来るのなら
それだけで何でも耐えられるし
大丈夫になるんだからね。

だからもし、いや・・・
もしもなんて、もうないのかな?

でももし、ちゆきさんの心が許すなら・・・
もう少しだけあなたの傍にいたい。
いさせてくれませんか?
いつでも会いたいとか、
キスしたりハグしたり、
愛撫するとかされるとか、
そういう事じゃなくて。

ただあなたの味方として
あなたの傍に・・・
一番近くじゃなくてもいい。
教頭の事も含めて
悩んだり落ち込んだりムカついたりした事があったなら、
なんでもいい・・・
俺はただ傍にいるから、嫌いになんてなれないし、
ずっと好きだから・・・

だから・・・

なんでも話して欲しい。

どんな形でもいい。
体の触れ合いや繋がりがなくてもいい。
俺の望みはちゆきさん
あなたの傍にいる事です。

_______________________________


すっごく長くなってしまったね(汗
まだまだ書きたい事、聞きたい事もあるけど
この辺で切り上げるね。
読んでくれてありがとう。

最後のはやっぱりわがままなのかな・・・
困らせてばかりでごめんね。

かなり長いから最低10回は読んでね(笑)
間違いなく人生で一番長いメールだよ(笑)




まさにここまで長かったとは・・・
自分でもビックリしている。

果たしてちゆきさんからの返信は?

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枕を濡らした次の日
僕はちゆきさんにメールをした。
一晩眠って大丈夫になんてなるはずもない。
だがしかしちゆきさんの前では気丈でいなければ・・・

精一杯強がって
精一杯おどけて見せて
精一杯笑顔が見えるようなメールを送った。

メールが返信されるまで不安になる。
これじゃ以前と同じじゃないか・・・
そう思ってしまう。

ちゆきさんは「ありがとう」とメールを返してくれた。
たくさんの思いを・・・ありがとう、と。
だけどわからないことがあるという。
僕に聞きたい事があると。

聞きたい事があります。
私は旦那が嫌いになって他の男性と
付き合っていますが、
あきくんは奥様の事愛してるんだよね
なのにどうして私の事好きになったのか
解らないの。
愛してる妻がいるんだよ

男性はみんなそうなの?
私、もし旦那の事愛してるなら
浮気しないし、一緒にいたい人だからさ。

女と男の違いなの?

教頭は奥様が嫌いで
お互いに別居生活みたいな感じだから
他の女性を求めたと思うんだけど?

難しい話かな?


ちゆきさんを好きなわけ・・・
何度かちゆきさんにも言ってきたけれど
面と向かってまともに話した事・・・なかったかな。
いや、きっとあるんだろうけど
ちゆきさんは酔っていたのかもしれない。
だから覚えてないのかな。

好きと正面から伝えたら
苦しむのはちゆきさんかもしれない。
そう思ったらまともにいえるはずもなかった。

けど僕はちゆきさんからこんなメールをもらってしまった。

いつでもサラリといたい。
ネバネバとどろっこくなく
ちゆきさんにとってサラサラした存在でいたいと思った。
 
僕の本当の本質はそんなんじゃないのに、
一生懸命にそうなろうと思った。
 
僕はいつでも不安だから確かめたくなる
確かめたら不安が解消されるわけでもないのに
確かめたくなる。確証なんて得られるはずもないのに
答えを欲しがってしまう。
 
深く深く想っているけれど
サラサラと接していたい。
ドロドロと思ってしまったなら
きっとちゆきさんに負担になる。
 
かっこいい事ばかりをいうつもりはない。
だけど、そうしないとちゆきさんの傍に
いる事が出来ない。
 
それなら
 

「なんでもないよ♪」
 
そう言って
 
平気な振り、大丈夫な振りをして
 
心が歪もうとも
 
笑顔でいることが
ちゆきさんの笑顔になるなら
 
僕は
 
なんにだってなれる。
 
そう・・・
 
あなたといられるのなら

僕はもっとつよくなれる。



そして僕はこう返信した。

「その事を話だしたらすっごく長くなるけどいい?
で、真面目に答えるけどちゆきさんは気軽に返してくれる?
いや、真面目に返してくれてもいいけどさ(笑)

それなら答えるよ♪」


ちゆきさんの答えは『はい』だった。 


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「ちょっとはさ・・・ちょっとは俺の事好きなの?」

別れの予感?
もうどうでもいいということはないけれど・・・
どうしてこの日、そんな事を聞いたのか。
またちゆきさんを困らせる?苦しめる?

何度繰り返せばいいんだ。

『えっ?ん・・・そうだね・・・好きですよ。
キライだったらこんな風に会わないでしょ。
あたし、誰とでも会ったりしないんだよ?』

笑いながらでも例えそれがウソだとしても
同情だとしても嬉しかった。
 
「そ、そっか・・・嬉しいよ、ありがと
でもさ・・・俺年下だよ?」
 
『そうなんだよね。あたし自体年下とこういう風に
会ったりするのが初めてのことだから、どうしたらいいのか
っていう戸惑いはあるの。
でもね・・・あきくんは考えが大人だから(笑)
いろんな事絶対に強引にしないし。優しいし。
一緒にいて楽かな。楽しいよ♪』
 

『でも、手紙本当にありがとね♪
たくさん書いてくれてありがとう。
メールよりも気持ち伝わってきたよ。』


愛おしくなって抱きしめたくなる。
 
『ダメだよ・・・来週飲み会あるでしょ
その時してあげる』
 
次の週に飲み会の約束をしていた。
 
「今日じゃだめなの?」
 
『うん。今日はダメ』
 
「どうしても?」
 
『うん、どうしても』
 
押したり引いたり
僕の気持ちはどんどん高まっていくのに
ちゆきさんの気持ちはわからない。

いや・・・
ちゆきさんの気持ちは分からない事はない。
ただ認めたくないだけなのかもしれない。
でも、真っ直ぐに向き合って真っ直ぐにぶつかったなら
この関係は脆く崩れ落ちるような気がしていた。
 
本当なら会うことさえもやめるべきだ。
それがお互いのための一番の選択だと思う。
けど、ちゆきさんは会ってくれる
でも、キスも愛撫も禁止という。ハグも。
あれほど心が通じたような気がしていたのに・・・
 
気がつくと1時間も経っていた。
外は雨が降り出している
 
『今日はもう帰るね』
 
「わかった・・・」
わかってなかった。
 
そういってちゆきさんは僕の車から降り
自分の車に乗り込む
 
ヘッドライトが点り車が移動する。
車が走り去る・・・

僕の心は張り裂けそうになっていた。
 
そして
 
「ちゆきさん!待って!」
 
僕は裸足で車を飛び出しちゆきさんの元へ走った。
 
『もう・・・なに?』
怒ったような笑ったようなそんな顔をするちゆきさん
 
「いや・・・最後にちゆきさんの顔
もう一回みたくて裸足できちゃった♪」
 
『え?なにしてんの?風邪ひくよ
早く戻りなよ・・・』
 
窓は半分しか開いていない
 
「窓、あけて・・・」
 
窓が仕方ないように開く
「ちゆきさん、、今日はありがとうおやすみ」
 
そういって僕はちゆきさんにハグした。

『もう・・・まったく』
そういったちゆきさんは僕のハグを受け入れてくれた。

「ごめんね」

ちゆきさんは黙って首を横に振る。
 
離れ際
 
くちびるにキスをした
勝手に・・・軽いキス
 
『あっ・・・もう・・・ズルイ。反則でしょ』
そういってまた怒ったように笑った。
 
『ホラ、もう風邪ひいちゃうから帰ろ』
 
「うん」
 
そういって僕も自分の車に乗り込んだ。
足は冷たかったけど心はどうだったんだろう?
キスできた嬉しさはあった。

けどこの先どうにもならなくなるような気がして。
 
不安だらけだった。
 
そしてその夜
心が押しつぶされるような気持ちになって
一人・・・
枕を濡らした。
僕は眠れなかった。


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ちゆきさんにお土産をもらった。
僕にとっては初めての形に残る贈り物だった。
こんなにも大きな幸せをもらっているのに・・・

手紙を渡す時も
お土産をもらう時も

ちゆきさんと二人きりでは会うことが出来なかった。

そして手紙を渡して少しでもちゆきさんの心に
なにかが届いたと思ったけれど、
また再びちゆきさんの態度は硬化してゆく。

_____


ある日のバレーの帰り
久しぶりに二人で会うことが出来た。
あの・・・感じあった夜の後の
メールで
キスも愛撫も禁止されていた。

メールも電話も素っ気ない感じだった。
そんな中久しぶりの密会。
 
『10分だけね』
 
そういわれて僕は納得するしかない。
そして、ちゆきさんは僕も元へやってきてくれた。
 
10分しかない。
ハグだけは良いよといわれたわけじゃないけれど、
ハグくらいにしてといわれてたからしようとする。
 
『だーめ』
 
「なんで?」
 
『なんでって・・・それが普通でしょ? 
やっぱりあたしたちの関係はおかしいよ』
 
「そ、そうかもしれないけどさ・・・」
 
そういってちゆきさんはハグさえもさせてくれなかった。
 
僕はそのまま苦しくやりきれない思いを抱えながら
ちゆきさんとおしゃべりをした。
いつものごとく、手を伸ばせばすぐ届くような距離に
ちゆきさんがいるにもかかわらず・・・
 
手紙をもらった感想を聞きたかった。


「ちゆきさん、手紙もらってどう思った?」

『手紙もらって「字がかわいいな」って思った(笑)』

「えーそれだけ?」

『ん・・・うれしかったよ』
 
この日はなにか終わりのような予感がしていた。
そして僕は半ばやけになって聞いてしまう。

「ちゆきさん?俺聞きたいことある
ちゆきさんは本当に教頭の事好きなの?
教頭が可哀相で同情してるだけじゃないの?」
 

ついに核心を。
 
『好きだよ。キライなとこもたくさんあるけどね
確かにあの人・・・可哀相な人なの
あたしがいないと・・・他に誰もいないから』
 
「そうなんだ。ちなみにさ!ちなみに・・・
俺の事は
どう思ってるの?」
 
『優しい・・・かな?』

「優しいか・・・そんな言葉は俺いらないなー」
 
 
普段なら絶対言わないであろう
言葉や台詞をたくさん並べていた。
 
「ちょっとはさ・・・ちょっとは俺の事好きなの?」

それでも笑いながら聞くのが精一杯
真剣に目を見ながらちゆきさんの心を奪うべく・・・
そこまでは出来なかった。
おどけて見せるのがギリギリの線だったんだ。


別れの予感がしていた。

いや・・・

いつの時でもそれはあったけど

この日は絶望感に近いなにかがあった。


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