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第二部 キス
初めて手を繋いだ日、僕の思いは彼女に伝わった。
僕らは出会えた。
あの日から毎日ドキドキして、メールしたくて、
メール欲しくて気持ちが加速してゆく。
だが抑えなければならない。
僕にも彼女にも家庭がある。
初めて手を繋いだ数日後、
バレーの練習の時に2人同時に納得いかない事が起きた。
練習中に愚痴を言えるはずもなく、練習後僕は彼女に電話をした。
電話で簡単に済む話だったが、帰る方向が同じだった僕らは路肩に車を停め、
車の中で話をする事にした。
数日前、手を繋いだ事が甦る。
ドキドキが止まらない。
彼女はこの場所は目立つから別な場所へ行こうと言った。
人が来なそうな近くのグラウンドに車を停めた。
彼女の顔はグラウンドのライトの逆光で良く見えなかった。
でもそれでよかった…
だってもし良く見えたなら・・・
きっとその可愛さに自分を押さえられなかっただろうから。
愚痴の話も終わったのに僕らは帰らない。
そして僕は一番気になる事を聞いた。
あの気になっていた男性と付き合っているのか?と。
そして僕は彼女の告白を聞くこととなる。
長い沈黙の後、彼女はゆっくり首を縦にふった…
いや、気付いてはいたんだ。
分かってはいた。
でもやっぱりショックだった。
それでも僕は彼女の笑顔が一番好きだ。
彼女を困らせたくはない。
精一杯の強がりをみせて
精一杯平気な振りをした。
…でもきっとあなたには伝わっていたよね。
ごめんね
それでもいつも優しくしてくれてありがとう。
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