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ちゆきさんは僕とヒカルのアドレス交換を笑ってみていた。
Aチームは町のはずれにある。
僕らが住んでいる地域とは少しばかり離れている。
Aチームにちゆきさんも練習参加する時は
二人で車で行くのが常だった。
この日も車で二人で。
「たまにはちゆきさんの車で行きたいな~
いつも飲み会の時は俺ばっか車だしてるし(笑)」
ほんの冗談のつもりだった。
『いいよ、じゃあお迎えにあがりますね。』
とはいっても自宅まではちょっと難しいので
近くの施設の駐車場で待ち合わせて
そこからあいのりしていった。
帰り_
『あきくん、ヒカルとメール交換したんだねー』
「そうですね~何気なく言ったら教えてくれました(笑)」
『あきくんメールまめだもんね。
いろんな人としてるし。』
「そんな事ないですよ~まめなのはちゆきさんにだけ。
いろんな人とだってしてないよ~」
ヒカルともう少し仲良くなりたかったのは否めない。
「それよりちゆきさん・・・今日は少し寄り道できる?」
『今日は無理だよ』
「ちょっとだけ、ね?」
『・・・もう、ちょっとだけね』
この日はいつもの僕の車じゃない。
ちゆきさんの車。
運転席と助手席。
それもいつもと反対。
手を繋ぐ
『あきくん危ないよ・・・』
「だめですか?」
『だめ』
僕らは密会場所へ向かった。
話を少しだけしたら帰らないといけない。
いつものようにいつの間にか1時間2時間なんて出来ない。
キスしたいな_
そう思った。
「キスしたい」
『ダメだよ』
酔ってなくてもキスしたのはつい一週間前のことだった。
「なんで?」
『わかってるでしょ?』
わかるけどわかりたくない。
キスもして深いキスもして
愛撫もして抱きしめて。
僕はちゆきさんの心に入り込んだと思った。
酔ってなくても深いキス。
そう思っていたのは僕だけだったのかな
深いキスには続きがあった。
深いキスだと思っていたキスは
彼女にとってはそうじゃなかったんだ。
『あきくんとしてるのは深いキスじゃない』
そういわれた。
あんなに頭が真っ白になって
舌が絡みあう長いキスが深いキスじゃない?!
『本当のキスは・・・教頭としか出来ないの』
聞きたくない『教頭』という言葉。
深く落ち込まないわけがない。
心臓に何かを突き刺されたような痛みが走った。
今日はハグだけね
そういって彼女は僕を抱きしめてくれた。
同情からだったのかな?
僕はきっとそんな顔をしていたんだと思う。
ちゆきさんはそっと触れるような
軽いキスさえも許してはくれなかった。
ちゆきさんの温もりが
ちゆきさんの匂いが
僕の手に、体に残っている。
さっきまで抱きしめていた
その感触が・・・
僕の心に追い討ちをかける。
でも、いつの日か
彼女から本当のキスを・・・
酔っていないときに奪いたい。
そんな日はきっと来ない。
そう思って僕は
彼女が去った駐車場で
車の中一人
呆然と立ち尽くし泣いてしまった。
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いろんな人としてるし。』
「そんな事ないですよ~まめなのはちゆきさんにだけ。
いろんな人とだってしてないよ~」
ヒカルともう少し仲良くなりたかったのは否めない。
「それよりちゆきさん・・・今日は少し寄り道できる?」
『今日は無理だよ』
「ちょっとだけ、ね?」
『・・・もう、ちょっとだけね』
この日はいつもの僕の車じゃない。
ちゆきさんの車。
運転席と助手席。
それもいつもと反対。
手を繋ぐ
『あきくん危ないよ・・・』
「だめですか?」
『だめ』
僕らは密会場所へ向かった。
話を少しだけしたら帰らないといけない。
いつものようにいつの間にか1時間2時間なんて出来ない。
キスしたいな_
そう思った。
「キスしたい」
『ダメだよ』
酔ってなくてもキスしたのはつい一週間前のことだった。
「なんで?」
『わかってるでしょ?』
わかるけどわかりたくない。
キスもして深いキスもして
愛撫もして抱きしめて。
僕はちゆきさんの心に入り込んだと思った。
酔ってなくても深いキス。
そう思っていたのは僕だけだったのかな
深いキスには続きがあった。
深いキスだと思っていたキスは
彼女にとってはそうじゃなかったんだ。
『あきくんとしてるのは深いキスじゃない』
そういわれた。
あんなに頭が真っ白になって
舌が絡みあう長いキスが深いキスじゃない?!
『本当のキスは・・・教頭としか出来ないの』
聞きたくない『教頭』という言葉。
深く落ち込まないわけがない。
心臓に何かを突き刺されたような痛みが走った。
今日はハグだけね
そういって彼女は僕を抱きしめてくれた。
同情からだったのかな?
僕はきっとそんな顔をしていたんだと思う。
ちゆきさんはそっと触れるような
軽いキスさえも許してはくれなかった。
ちゆきさんの温もりが
ちゆきさんの匂いが
僕の手に、体に残っている。
さっきまで抱きしめていた
その感触が・・・
僕の心に追い討ちをかける。
でも、いつの日か
彼女から本当のキスを・・・
酔っていないときに奪いたい。
そんな日はきっと来ない。
そう思って僕は
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車の中一人
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